閉じる
タカネシオガマ
高嶺塩釜
ゴマノハグサ科 シオガマギク属

 中部以北の本州と北海道に分布し,高山の草地や砂礫地に生育する1年草。丈は5〜 15cm程度
  ヨツバシオガマ と同じく,葉が4枚(まれに2〜6枚)輪生するが,ヨツバシオガマよりずっと背が低く,花が密につ く。しかし,ヨツバシオガマにも矮性形があり,区別しにくい。
 花期は7〜8月で,花は茎の先に3〜4個ずつ数段輪生する。花は紅紫色で,花びらは 唇形。上唇は舟形で,下唇は3つに裂ける。上唇の先はくちばし状にはならない。本属は半寄生植物
 ユキワリシオガマ という別名を持つ人気の高い高山植物。
 ミヤマシオガマ に似ているが, ミヤマシオガマ は,高山の風衝地に生育し,葉が細かく切れ込み,根本から束になって生えていることで 区別できる。


 2009.07.23  水晶岳


 2006.08.03  白馬岳


 2005.08.28  八ヶ岳横岳