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トカチフウロ 十勝風露 フウロソウ科　フウロソウ属

主として大雪山系および日高山脈の，亜高山帯〜高山帯生育する多年草で， チシマフウロ の変種。日当たりの良い草地や砂礫地に生育し，茎は直立して高さ２０〜５０cm。 　葉身は掌状に５〜７裂，裂片はさらに３出状に切れ込み，表面とふち，裏面脈上に長毛 がある。 　花期は６〜８月。茎先に集散花序（最初の花が枝先につき，その下に次々と側枝を出し て花がつく）を出し，淡青紫色の花を固まってつける。花びらは５枚で，花びらには花びらよりも濃 い色の筋が入る。花の直径は２５〜３０mmで，がく片に長毛が密生する。 　母種の チシマフウロ との相違点は，花色がチシマフウロの淡紅紫色に対して，本種は淡青紫色である。 　2005.08.06　大雪山　黒岳