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トキソウ 朱鷺草 ラン科 トキソウ属 |
本州,北海道に分布し,日当たりの良い原野,湿地に生育する多年草で,酸性土を好む。
地下に横に這う根茎があり,所々から地上に茎を立てる。 花期は5〜7月で,花茎の高さは10〜30cm。茎頂に紅紫色の花を1つ横向きにつけ る。花びらは唇形で,唇弁1,側弁2,上がく片1,側がく片2。唇弁は3つに裂け,中裂片には, 黄色の突起が密生している。花弁は大きくは開かない。 葉の形は披針形または線状長楕円形で長さ4〜10cm,幅7〜12mm。本種は単葉性の ランで,茎の中程に,1枚の葉をやや直立してつける。茎の先端には,葉状の苞が1枚つく。 小さい カトレア のような花で,名前は,花の色が トキ の羽の色を思わせることからついた。 準絶滅危惧種 2006.07.08 尾瀬ヶ原 竜宮付近 2012.07.23 尾瀬ヶ原 2016.07.04 尾瀬ヶ原 2017.07.15 尾瀬ヶ原 |