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ツバメオモト
燕万年青
ユリ科 ツバメオモト属

 奈良県以北の本州と北海道に分布する。山地〜亜高山の樹林下のやや湿ったところに生 育し,丈は20〜30cmになる多年草。
 葉は倒卵状長だ円形で大きく,2〜5枚の葉が全て根生する。葉は厚く柔らかい。その 中央から20〜30cmの花茎を出し,その先に直径10〜15mmの白い花を1〜20個つける。
 花期は5〜7月で,花びらは6枚。花の後につく実は,群青色になるものと黒色になる ものの2種類がある。果実の時には花茎はさらに伸び,30〜50cmになる。
 名前は,花が ツバメ の飛ぶ姿に,葉が オモト に似ているから。また,実の色をツバメの色に見立てて名前の由来とする説もある。


 2002.06.29 会津駒ヶ岳


 2009.10.18 会津 三岩岳