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ツクバキンモンソウ
筑波金紋草
シソ科 キランソウ属

 ツクバキンモンソウ は, ニシキゴロモ を分類上の基本種とする変種。本州(岩手県南部以南の太平洋側),四国,九州(大分県東 部)に分布し,山地に生育する。
 茎の高さは10cm程度で,葉の表面は脈に沿って紫色を帯び裏面は全体に紫色を帯びる ことが多い。
 花の色は白〜淡紅紫色で,上部の葉のわきにつく。花冠は淡紅色,花冠筒部は長く8〜 10mmになり,上唇の長さは1mmと発達せず,半円形となり分裂しない。
 母種のニシキゴロモ によく似ているが,花の上唇の長さが ニシキゴロモでは約3mmで先が尖っているのに対し, 本種では長さが1mm程度で先が尖っていない。
 筑波山で発見されたことからこの名前がついた。


 2003.06.15 日光湯元