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ツリフネソウ
吊船草
ツリフネソウ科 ツリフネソウ属

 ほぼ全国に分布し,山地の湿った場所や水辺に生育する1年草。丈は50〜80cmで, 葉の脇から散形に出た花柄にぶら下がるように花をつける。
 花期は8〜10月で,花の長さはは3〜4cm。花の色は紅紫色で,花びらは3枚で,距 の先がくるりと巻き込む。
 葉の形はひし状楕円形で葉の付き方は互生。
 名前は,花の形を舟に,花柄を釣り糸に見立ててこの名前がついた。
 水辺や渓流の畔,用水路の縁,窪地などの湿ったところに生える。
 ホウセンカと同じ仲間で,花後に紡錘形の実がつき,熟すと5片に割れて種子を飛ばす。
 黄色い花をつける キツリフネ もある。


 2007.09.09  浅間山