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ウメバチソウ
梅鉢草
ユキノシタ科 ウメバチソウ属

 北海道から九州までほぼ全国に分布し,山野の湿った場所を好む多年草。丈は10〜 40cmで花茎の先端に白い花を1個だけ付ける。
 花期は8〜10月。花の大きさは20〜25mmで花びらは5枚。雄しべよりも仮雄しべ が目立つ。
 5枚の花びらと5本の雄しべで梅鉢の形を作っている。雄しべの間には扇状に12〜 22裂した仮雄しべが5個有り,先端に黄色の腺体が球状に着く。
 葉は円心形 (ハート形) で,根生し,茎葉は1枚のみ 。 名前は,花の形が家紋の 梅鉢紋 に似ることからつけられた。
 高山には,全体に小形の変種, コウメバチソウ が生える。
梅鉢紋


 2007.08.08 美ヶ原


 2003.09.23 刈込湖


 2010.09.11 刈込湖


 2015.09.16 戦場ヶ原