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ワタスゲ
綿萱
カヤツリグサ科 ワタスゲ属

 中部以北の本州と北海道に分布し,亜高山〜高山の湿地に生育する多年草。茎の高さは 30〜50cm。花期は6〜7月で,雪解けとともに10cmほどの茎を伸ばしその先に小穂が1個つく。 小穂の長さは1〜2cm。小穂につく多数の花被片は糸状で黄色。
 葉の形は扁平な3稜形で根生する。
 花は目立たないが,花が終わると著しく茎を伸ばす。花の後の白い穂がきれいだ。
 スズメノケヤリ という別名は,花穂の姿による。
 ワタスゲ と言えば湿原に揺れる綿帽子を思い浮かべるが,これは花期を終え,実(果穂)をつけた 姿である。




 2008.06.15 戦場ヶ原


 2010.07.28 会津駒ヶ岳


 2012.07.02 尾瀬ヶ原


 2014.07.23 尾瀬大江湿原


 2017.07.15 尾瀬大江湿原


 2011.06.04 戦場ヶ原