閉じる
ヤマハハコ
山母子
キク科 ヤマハハコ属

 長野県,石川県以北の本州と北海道に分布し,山地〜高山の日当たりの良い草地,林内, 礫地に生育する多年草。太い地下茎から,高さは25〜50cmほどの直立した茎を出す。全体に白い 綿毛で覆われるが,葉の表面は濃緑色で,光り,裏面は綿毛で白い。
 花期は8〜9月で,茎の頂きに白い乾燥花状の頭花を多数つける。雌雄異株で,雄株に は両性花,雌株には雌花と両生花が少し付く。結実するのは雌株だけ。
 白い花びらのように見えるのは総苞片。1つの花の大きさは5mm。
 葉の形は線状披針形〜披針形で茎に互生する。
 白い球形の花をたくさんつけて,山への道沿いや高原に群生する。かさかさとした白い 総苞片が美しく,ドライフラワーにもなる。


 2007.09.09 浅間山


 2008.08.07 白山


 2009.08.17 鳥海山