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 ブログ  独 り 言 2013


2013.12.30
 餅搗き

 我が家では,何十年も前から, 12月30日 が餅搗きだ。今は,1年に一度だけ活躍する 自動餅搗き器 が登場し, 一臼 だけ搗く。もう,自分の家で食べる分だけなので,一臼で十分だ。専用のポリ袋に入れて, 伸し餅を作る。1晩固まらせて,翌日切り分ける。

 私が子どもの頃 は,一日で 8臼 ほど搗いたものだ。兄弟2人が担当し, 兄が捏ね手 弟が搗き手 を担当した。せいろでふかした餅米を,臼に入れ, 杵で捏ね ,ひとまとめにする。こうしないと,杵で搗いた時に,米粒がパラパラと飛び散ってしま う。この捏ねる過程が大切で,これで良い餅ができるかどうかが決まってしまう。 ここまでが兄の仕事 で,その後に杵を弟にバトンタッチし,兄は 捏ね取り になる。
 我が家では,最後の一臼をお 供え餅 にする。加える水を少なめについて, 固めに 仕上げる。お供え餅は, 床の間 と, 神棚 かまど の3カ所に, 2段のお供え を供える。合計6個なのだが, どういうわけか, 1個多く作る のだ。お供え餅は,臼の中から直接つかみ出して丸める。大きさにばらつきがあるのはか えって好都合で,それによって,お供えする場所が決まる。最も大きなものが床の間に供えられる。
 臼の中に残った餅は,少し湯を足して更に少しつき, 柔らか にして, からみもち にして,お昼ご飯にするのだ。絡むのは大根おろしと納豆だ。


2013.12.26
 不整脈検査

 不整脈検査 の結果が出た。結果として,特に問題はないと言うことだ。 期外収縮 の出る割合は 約5% で,平均して脈拍20回に1回の割合で発生している。この回数は,決して少なくはない が,問題となる多さではないと言う。波形についても心配となる形は見られないので,通常の生活を 続けていて良いと言われた。ひとまず安心だ。ただ,期外収縮の自覚はあるので,どうしても慎重な 行動になってしまう。まあ,これでちょうど良いのかもしれない。
 このところ ,チ ョット風邪気味なこともあって,なんとなく 落ち込んで いる。歳を考えると,仕方ないのかなと思ってもいる。
 今までは, もう歳だから とよく言ったものだが,これは, そうではないという自信 があったから言えたことで,今は,その言葉が 重くて ,軽々しく口に出来ない。
 いよいよ,自分の 老い と向き合わなければならないときが来たのかと思う。身体は老いても,心だけは老いたく ないと思っているのだが・・・。


2013.12.17  
  小学校の英語教育

 下村文科相は 12月13日 の定例記者会見で 英語教育改革実施計画 を発表した。小学校では,外国語活動を3・4年生から始め,5・6年生で教科として週3コ マ設ける。中学校では 英語の授業を英語で行う という。
 小学校の英語教育については,いろいろな人からいろいろな意見が出ているが, 「ちょっと違うんじゃないの?」 という感じがすることもある。
 小学校で英語を教えるねらいは何なのか。まず,きれい事的に言えば, 将来,英語を活用して,国際的に活躍できる人を目指す ことが挙げられるが,はたして,これが義務教育のねらいとして適切なのか。全国民が英 語によるコミュニケーション力を身に付ける必要があるのだろうか。日本という国は,四方を海に囲 まれ,陸続きの西欧諸国とは置かれた条件が違っている。英語によるコミュニケーション力が身に付 いたとして,それを活用できるチャンスはどれだけあるのだろうか。
 確かに, 国を代表する政治家や,企業のトップの英語力の貧弱さは恥ずかし い限り だが,だからといって,国民全員の英語力を向上させる必要があるという理屈にはならな い。国民全体が英語によるコミュニケーション力を身に付けたら,素晴らしいことには違いはないの だが,私は, もっと優先すべきことがあると思っている。
 ある少年の話を紹介したい。彼は,3歳から6歳まで,父親の仕事の関係でアメリカで 過ごした。父親の転勤にともない,6歳で帰国し,日本の小学校に入った。彼の国語の学力が低かっ たのは仕方ないことだと思われたが,それ以外の教科の学力も低かった。学年が進めば改善し,級友 に追いつくだろうと思われていたが,そうはならなかった。英語での会話力も,使う機会が無かった ことで,徐々に失われた。専門的な検査を受けた結果,語彙の数が極端に少ないことが分かった。我 々は,頭の中でものを考えるとき,言葉を並べて思考を錬ると言われるが,使える語彙が少ないと, 思考も進まないのだという。
 子供が,言葉を覚え始めて, 思考の基礎が形作られるまでの間 に, 正しい語彙の蓄積を進めてやる ことが,正しくものを考えることの出来る人間を作るためには,最も大切なことなのだと 思う。そのために, 正しい日本語をきちんと教えることは,全てに優先する重要な課題 だと思う。
 中学校の英語教師の大部分が英語での会話力に問題があると指摘されているが,私に言 わせれば, 小学校,中学校を通して,正しい日本語を使える教師も,これまた 少ないのである。


2013.12.14
 不整脈

 今週初めから 不整脈 が激しくなった。以前から, 人間ドック では不整脈があることが指摘されていたが,今回は少し頻繁すぎる。
 期外収縮では,自覚症状としては, 脈が跳ぶ ように感じられる。これが不快感として感じられるのだ。
 昨日,医者に行って 24時間計測の機械 を設置して今日の午後に取り外した。分析結果は1週間後に出ると言う。すぐに危険な状 況になる状態ではないのだが,なんとも気分が良くない。
 私は,小学3年の2学期に 小児結核 を患い,以後, 激しい運動を制限 されていた。その 結果,発育時に運動制限をされたために, 循環器・呼吸器に充分な発育がなされなかった ようだ。そのため,心臓は通常より小さく,平常時の脈拍数は80〜90になっている。 「生涯の脈拍数は決まっているので,脈数の多い人は長生きできない」とも言われているが,その覚 悟は出来ている。
 ただ,あとどのくらい生きられるのかは知りたいところである。


2013.12.14
 冬至

 もうじき 冬至 。天文台発表のデータをグラフにしてみた。日の入りの最も早いのは 12月7日ごろ ,一方,日の出がもっとも遅いのは 1月7日頃 。両者の間には 1ヶ月 ほどのずれがある。 その中で,昼の時間がもっとも短いのが12月22日頃の 冬至 だ。



2013.12.12
 栃木の山150

 宇都宮ハイキングクラブ 編のハイキングガイドブック 栃木の山150 が出版された。
 宇都宮ハイキングクラブ は2004年に 栃木の山140 を出版しているが,その増補改訂版だ。同ハイキングクラブ員で,この本の企画に携わっ た 増田信夫さん からプレゼントされた。多くの会員が手分けして全コースを実地に調査して書かれている 本で,信頼できる本だと思う。栃木県の山を登る方 には,お奨めする。



2013.12.05
 古賀志の里 歳時記

 こんな本を見つけた。宇都宮市の 古賀志山 について,旧古賀志村の人々との関わりが,書かれている。
 著者の 池田正夫 氏は,地元に生まれ,宇都宮大学学芸学部を卒業し,教員になった。専門は数学,技術科 で,宇都宮市内の小学校長を務め,定年退職した。退職後に山行を初め,平成11年から6年かけて 日光修験三峯五禅頂 の全行程を6巡したという」
 古賀志山 には,たくさんの祠や神仏像があるが,その謂われなどが,古文書の記述を元にして解説 されている。こんど,この本を持って,この本に書かれている場所を訪れてみたい





2013.11.30
 柿の実

 このところ毎朝, スズメ が庭の柿の実を啄みにやってくる。二階の窓ガラス越しに撮影したが,光量不足でうまく 撮れなかった。
 今年は,柿の木にたくさんの実がなったが,甘くなったの は僅かで,殆どが 渋が抜けなかった 。そこで,皮をむき,干し柿にした。試食してみたところ,甘くてとても美味しかった。 孫たちに食べさせてやりたい。
 柿の木には,まだ10個以上の実が残っているが,”名残柿”として,小鳥たちにプレ ゼントしよう。




2013.11.27
 フライパンセット

 アクアパッツァ を,取っ手の付いたままのフィラいパンで食卓に載せるのが,チョット気になって,取っ 手のとれるフライパン  ティファール  を買った。フライパンだけでも良かったのだが,ついでと言うこともあって,セットに なっているものを買った。



2013.11.24
 アクアパッツァ

 今日の夕食は アクアパッツァ 。数少ない私のレパートリーの一つ。今夜は,近所のスーパーに良い白身魚が無かったの で, 薄塩の鱈の切り身 で間に合わせた。トマトは,息子に教えてもらっ た ドライトマト を使った。今まで数回作った中では最高の出来でとてもおいしかった。なお,私は, 本格的レストラン 本物のアクアパッツァ を食べたことが無いから,この アクアパッサ は,あくまでも 自己流 なのだ。本物とは違うなどと言わないでほしい。



2013.11.09
 十年会

 今日は,以前勤めていた学校の「 十年会 」。卒業後,10年目,20年目,30年目,40年目,50年目の卒業生が一同に会し ての 同窓会 。昼の部は学校で全体会。夜の部は,学年毎に 別れて 懇親会 。今日は仕事で全体会には参加できないので,懇親会にのみ参加する。卒業後30年経っ た教え子たちに会うのが楽しみだ。


2013.11.04
 デジカメ

 山に持って行く コンパクトデジカメ を買い換えた。今まで山に持って行っていた, PowerShot A720is の写りが悪くなってきた。全体的に画面が暗い。そこで露出補正をして明るくすると, コントラストが落ちる。撮った画像をソフトで処理しても,なかなか自然の色に仕上がらない。どう やら, CCDが劣化した らしい。
 後継ぎとして,同じく PowerShot SX160IS を購入した。妻には「また買ったの?」といわれてしまったが,旧モデルのために安く買 うことができた。 単三型乾電池 が使えるのは同じだが,ビューファインダーがない。モニター画面が大きくなったことな どで, A720is より一回り大きくなった。 PowerShotシリーズ は,単三型乾電池を使うことができるのが特徴だったが, 次のモデルSX170is からは専用充電池になってしまった。山に行く場合,どうしても予備電池は必要なのだが, 専用電池は,なぜかとても高額だ。




2013.11.03
 庚申山

 11月2日  足尾の 庚申山 に行ってきた。 大渋滞の奥日光 を避けて,静かな紅葉を楽しんできた。庚申山の紅葉は,今年は遅れ気味だ。来週あたり が最盛期かと思う。



2013.10.24
 姉 和子 の逝去

 10月23日  81歳の 姉 和子 が他界した。 8人兄弟 の中のたった1人の女性。たくさんの思い出がある。
 姉の結婚した相手は全国紙の 新聞記者 で,東日本を 転々と転勤 して歩いた。当時学生だった私は,引っ越しの度に 手伝い としてかり出されたが,おかげさまで いろいろな場所 に旅行することができた。 石岡,熱海,仙台,苫小牧 等。仙台では,冬に,義兄の運転する暖房の故障した車で 松島 を案内してもらったし,苫小牧では,貨車の事故で引っ越し荷物が遅れた合間に, 襟裳岬 の観光をしてきた。
 母の最後 を看取ってもらったのも姉だった。安らかに眠って欲しい。これで8人兄弟のうち, 3人 が鬼籍に入った。私は下から2番目。


2013.10.23
 全国学力調査の結果公表

 全国学力調査の結果の公表を巡って意見が分かれている。私は,現在の全国学力調査に ついては, 公表には反対である。
 なぜかというと,あんな ペーパーテスト ごときで,学校教育全体が評価されてしまうのは,余りにも理不尽だからである。
 もし仮に,あのテストが, 学校教育全体を評価できるような多面的な内容 を持つものならば,私も,その結果は公表すべきであると思っている。その結果を公表す ることで,学校教育の改善向上に役立つことは大いに期待できるからである。
 しかし残念ながら,あのテストでは, 知的な内容のさらにその一部分しか評価できない。 学校で行っているその他の大切な教育活動の結果を無視し,ペーパーテストの結果だけで その学校の教育レベルを評価されたのでは,たまったものではない。
 あのペーパーテストの結果は,スポーツテストで平均値が高かったとか,読書感想文で 全国1位になったとか,部活動で地区大会優勝とかと同じレベルのものなのだ。
 あのテストは,平均点を上げようとして,そのための 訓練 を行えば,必ず上げることができる。そして,結果が公表されるとなると,当然,多くの 学校はそのための訓練に力を入れることになる。 高得点を目指す ことは決して悪いことではないのだが,そのために, 他の活動 がおろそかになるとしたら,それは大きな問題なのだ。
 いまでも,学校の指導内容は膨れあがり, 指導時間に余裕など無い のが現状であり,どこかに多くの時間を当てれば,必ず,別のどこかにしわ寄せが起こる ことは眼に見えている。
 結果が公表されれば,何が評価されているかは忘れられ,「 全国最下位 」とかが一人歩き始める。ある自治体の長が夢中になって「公表」を推進しているのが, 結果が一人歩きしている典型である。
 文科省は, 教育委員会 の判断で公表を認めても良いと発表したが,真剣に教育に向き合い,日々努力している多 くの教師が,またいじめられるような気がしてならない。 


2013.10.17
  「道徳」の教科化

 文科省は,学校における いじめ根絶 のための一つの方策として,学校における 道徳教育 の充実を進めている。
 学校におけるいじめの問題については,早期発見・早期対処が大切であるということに 異論はないが,これだけでは根本解決には成らないと思っている。
 そもそも, 学校は一般社会の縮図 であり, 学校だけが別世界と言うことはもはやありえない 。一般社会において, 弱肉強食やパワハラ,いじめ が横行しているのを反映して, 学校のいじめ があるのであって,これが変わらない限り,学校におけるいじめも根本的に変わらない。
 以前にも,「学校において道徳教育が軽視されている」として, 「道徳」の教科化 が話題になったが,具体的には進まなかった。
 私は,学校教育において 「心の教育」 を充実させようという姿勢には,基本的には賛成である。しかし,「心の教育」は学校だ けで取り組んでも,効果はあまり期待できない。子どもたちが最も大きな影響を受けるのは,親をは じめとする,身近な大人たちなのだから。
 学校における道徳教育について説明するに当たって,まず, 「道徳教育」 「道徳」 の違いについて理解してもらいたい。
 「道徳教育」は学校の教育活動全体を通して行う教育活動で,もちろん,教科指導や特 別活動,給食指導や清掃活動などにおいても指導されるものだ。一方「道徳」は「道徳の時間」とも 言って,教科の授業と同じに1単位時間をとって,指導目標を決め,その達成を目指して指導するも のだ。「道徳」も,指導内容などは,他の教科と同じに,学習指導要領で細かく決められている。
 今回「道徳」の教科化と言っているのは,この「 道徳の時間 」を他の教科と同じように 扱おうと言うことなのだ。現行の「道徳」が,他の教科と大 きく異なるところは,「評価」が無いと言うことだ。評価が無いことは,子供にとっても教師にとっ ても「道徳」を軽視する一つの原因になっていることは間違いない。
 しかし, 「道徳性」がどれだけ向上したかを評価することは,簡単ではない。 価値観の多様化の時代に,普遍的な道徳観を規定することは,私は無理だと思っている。 専門家会議がその辺りを検討しているようだから,その結果を期待して待っている。間違っても,価 値観の多様性を狭めるような結論にはなって欲しくない。


2013.10.13
 那須中止で古賀志山へ

 10月13日  今朝は3時半に自宅を出て, 那須 へ。三本槍にでも登ろうと,峠の茶屋駐車場を目指し た。 峠の茶屋駐車場 には4時55分に着いたが,既にこの時点で駐車場は満杯。整理員がいて,余裕スペース にも止めさせているのだが,それも既に埋め尽くされている。
 紅葉時期 は,早朝から駐車場が満杯になるとは聞いていたので,5時到着ならば止められると読ん でいたのだが, 甘かった 。待 っても空きができることは期待できないので,そのままUターンして帰ってきた。
 写真は,途中の展望台から見た 那須町と関東平野

 山歩きの支度をしてきたので,そのまま 古賀志山 へ行って遊んできた。


2013.10.06
 鳩待峠〜山の鼻間の転落事故

 10月4日 から1泊で 尾瀬 に出かけた。翌5日,その日は朝からかなり 強い雨 が降っていた。天気が悪いことは予測できたので,朝, 東電小屋 を発って真っ直ぐに 山ノ鼻 に向かい,そのまま 鳩待峠 に出て帰宅する予定だった。カッパのズボンをはき,カッパの上着は着ないかわりに傘を 差して歩いた。雨は断続的に強弱を繰り返した。
 山ノ鼻 からゆっくりと1時間ほど登ってきたとき, ヨセ沢 を過ぎて, ハトマチ沢 の少し手前で, 木道の右下5m程の斜面に人がいる のが見えた。何か珍しいものでもあって,写真でも撮っているのかなと思って近づいてい ったが,そうではないことが分かった。
 斜面の下5m程のブッシュの中に2人の人がいる。どうやら,木道から落ちた人を助け ようとしているらしい。一人が下にいて,もう一人が木道上にいて下の人とやりとりしていた。 「お手伝いしますか?」 と声をかけたが,返事はなく,その代わりに 「綱を持っていませんか?」 と声がかえってきた。
 私はいつも,120cmのシュリンゲを2本とカラビナを2つ持っている。そぐにそれを 取り出し,2本を繋いで下にいる人に渡した。ロープを使って引き上げようとしたらしいが,落ちた 人は,痛みがあるらしく,立ち上がることさえできない状態だった。これは,一人で救助するのは無 理だと判断して,私も下に降りて行って手伝うことにした。
 写真は,その時の様子を妻が撮影したもの。分かりづらいが, 白い帽子 が私で, 黄色いヤッケ がもう一人の救助者で,怪我をした人はその下にいるのだが,良く写ってはいない。かな りの急斜面だということは分かる。


 後で分かったことだが,落ちたのは御夫婦二人で 山ノ鼻 に向かっていた76歳の御主人の方で,奥さんが,木道上で我々の救助を見守っていた。 私がそこに着いたとき救助に当たっていたのは,同じく 山ノ鼻に向かう若い男性2人組 だった。
 落ちた男性には,まず,背負っていたザックを外させたようとしたが,左肩の痛みが強 く,左手を動かせない。肩紐のバックルを外すことで,やっとザックを外すことができた。
 右手で近くの木につかまらせ,やっと立ち上がることができた。左手と全身がガタガタ と小刻みに震えている。肩の痛みと共に,ショックが大きかったようだ。木道まで引き上げることは できても,負傷者が自力で歩くことは殆ど無理で,その先は私たちだけではどうしようもないことが 分かってきた。
 救助中も,通りかかった人が何人も声をかけてくれた。そこで,ここから携帯が繋がっ たら,救助を要請して下さいとお願いした。その中の一人の携帯が119番に繋がった。負傷者の氏 名,年齢,怪我の状態等を知らせ,救急車が来てくれることになった。
 落ちたところを登るのは無理と判断し,少し平行に移動して傾斜の緩いところで,木道 に上がるようにした。負傷者は肩を痛めているので,背負うこともできない,仕方ないので,補助し ながら自分の足で歩いてもらうことにした。
 何とか,木道まで登ることができた。とりあえず,木道に腰を下ろさせ,休ませること にした。休んでいると,一人の人が上から降りてきて,声をかけてくれた,後で分かったのだが, 竜宮小屋の御主人の萩原さん だった。さすがに事故の対応には慣れており,負傷者を励ましながらも,必要なことをき ちんと聞き出し,対応してくれた。 これまで救助に当たってくれた二人の人は,もう大丈夫と判断して, 名前も告げずに,山ノ鼻に向かって下っていった。
 私たちも,上に向かうことにした。萩原さんに, 「これから上に向かうので,何か連絡することがありますか」 と声をかけた。萩原さんは 「私も小屋に行かなければならないので,いつまでもここに付いて いるわけにいかない。上から救助に来られる人がいたらよこすように言ってください。」 と。
 鳩待峠に着いて, 鳩待山荘 の受付に,事故の概要と, 救急車の要請をしたので間もなく救急車が登ってくる と言うことなどを連絡した。
 戸倉行きの乗り合いタクシーを待っていると,サイレンの音がして 救急車が登ってきた 。救急隊員に,事故の起こった場所,負傷の様子などを伝えてから乗り合いタクシーに乗 り込んで戸倉野駐車場に戻った。
 私もそうだが,通りかかった人たちが,見ず知らずの人のために時間を割いて協力し合 い,負傷者を救助したと言うことに,満足感とうれしさを感じている。日本人て素晴らしいなと思っ た。
 ただ一つ残念だったことがある。鳩待峠で,どこに連絡すれば良いのかが分からず,バ スの切符売り場の人に話しかけたときだ。途中で怪我人がいるので,そのことを話したいのだがどこ に連絡したらいいのかと訪ねたら,「あなたはその人の身内ですか」と言う。「いいえ,通りかかっ た者です」というと,「身内の人から正式な救助要請が出ない限り,私たちは出動しません。」 「救急車の要請が済んでおり,そのことを連絡したいのです」と言ったら,それでは山荘の受付に行 きなさい。
 ここで, 「おかしいな?」 と思ったのは, 身内の者の正式な救助要請が出ない限り動かない と言うことだ。尾瀬だけが特殊な環境なのだとは思うが,通りかかった者の通報だけでは 救助にでないというのは,一般登山の常識とはかけ離れている。
 多くの登山者(ハイカー)がいると言うことは,それだけ事故の可能性も高いと言うこ とだと思う。善意で行動した多くの人の姿に感動した後だけに,事なかれ主義ともとれるこのような 対応をされたことは残念でならない。


2013.10.01
 柿の実

 庭の柿の実 が色づいてきた。試しに取って味を見たらけっこう甘かった。この柿は, 甘柿 のはずなのだが,なかなか甘くならず,昨年は皮をむいて干し柿にした。調べたところ, 北関東以北では, 温度不足 のため,渋が抜けないことがあると分かった。仕方ないと諦めていたのだが,今年は猛暑 のおかげか,十分に渋が抜けたようだ。もう少し置いて,もっと甘くして食べることにする。



2013.09.29
 会津駒ヶ岳

 尾瀬 の草紅葉は絶頂期のようだ。でも私は混雑が嫌いなので, 9月28日  静かな 会津駒・中門岳 に行ってきた。登山者はいつもよりたくさんいたが,混雑が気になるほどではなかった。 行程17km,標高 差1000mはかなり堪えた。



2013.09.24
 小学生の集団登校

 京都で,集団登校の小学生の列に 暴走車 が飛び込み,重傷者が出た。
事故が起きた場合に,被害が大きくなるから,集団登校は止めるべ きだ。
 暴走しない・させないが最善なのだが,車がある限り,暴走する者はいる。とすれば, 自衛するしかない。
 20年ほど前に, 暴走車が集団登校の列に突っ込み,多くの死傷者が出た という事故があった。それを受けて,集団登校は止めようという動きがあったのだが,い つの間にか集団登校が再開され,現在に至っている。
集団登校では,上級生が新入生などの小さい子の面倒を見てくれる から,低学年の児童を持つ保護者にとってはたいへん有り難い方法なのだが。
 小学生の集団登校は,班長の先導で,10人前後の集団を,自宅近くの集合場所から学 校まで連れていくものだ。登校班の編制は,学校の教師が,住所と通学路等を考慮して行い,一般的 には,その中の最上級生が班長になる。
法律的な責任はないようだが,メンバーを,安全に遅刻しないよう に学校まで連れていくという大きな責任が,班長には課せられている。 言うことを聞かない下級生のために,悩んでいる班長も多い。親や教師の言うことさえ聞 かない子供が多い中で,班長の気苦労は大変なことだ。学校や教育委員会は,班長を経験することで, 人間的な成長が得られるというもっともらしい理屈で登校班を肯定しているが,大きな問題があるこ とには間違いない。
 1960年に「学校安全会」ができ,学校管理下の事故が補償されることになったのだ が,併せて,通学途上の事故も補償の対象とするために, 「通学途上も学校管理下である」 と解釈されるようになった。学校は,登下校途上の児童の行動にまで責任を持たなければ ならなくなった。
 しかし,どう考えても,登下校途上が学校管理下であるという解釈には無理がある。学 校は,登下校途中の児童の行動について,指導はできるが,管理することは物理的に不可能だ。
 管理できないのに,責任だけが追わさせるのはなんとも理不尽だ。だから学校は「集団 登校」を実施することで,少しでも登下校の様子を掌握しようとしているのだ。
 教育委員会も,学校も, 「登下校は保護者の責任下」 と,なぜ言えないのだろうか。こうなると,親としては大変なことになるが,これは,子 供を育てるために必要なことの一つで,手を抜いてはいけないことなのではないだろうか。諸外国の 例を見ても,日本のシステムは,親を甘やかしていると思えてならない。
 ニューヨークでは,スクールバスが各家を廻って,その玄関で子供をバスに乗せる。も しなんらかの事情でバスに乗せられなかったら,親が学校の門まで送っていかなければならない。ニ ューヨークという特別な場所だからこのようなシステムが必要だったのだろうが,子供の安全を本当 に守りたかったら,こうするしかない。


2013.09.22
 社山

 9月21日  奥日光 社山 に行ってきた。標準的な登山道ではなく, 阿世潟 から, 阿世潟沢の北側の尾根 を登って,裏側か ら山頂へ登った。阿世潟から3時間半かかった。5月18日の 奥白根 以来の山登りで,かなり疲れた。でも, 社山 はいつ登っても,どこから登っても楽しい山だ。



2013.09.11
 オリンピック開催決定

 2020年に東京でオリンピックが開催されることが決まった。日本中挙げて祝賀ムー ドだが,ひねくれものの私としては,素直に喜ぶ気にはなれない。
経済が閉塞状態の日本 にとって, 経済効果が2兆円 とか言われており,お金が動く出来事には違いないのだから,喜んでいいことなのだろう。
 違和感を感じるのは,TVなどのマスコミが,過剰反応し,オリンピックを 「国家的事業」 として,最大優先で取り組まなければならないと,持ち上げていることだ。
 いつも思うことなのだが,日本人はどうしてこうも同じ考えてまとまってしまうのだろ うか。以前の世論調査でも, 東京開催を支持しない人が,3割近くいた はずなのだが,その人達は口をつぐんでしまった。
 確かに,今の日本では,多数の意見に同調しないと,異端者として攻撃される風潮があ る。今の日本人は,子供の頃から,みんなと同じことをやらされ,同じことができないと仲間はずれ にされ,いじめの対象にさえされてしまった。知らず知らずのうちに,同じ考えをするように仕込ま れ,飼い慣らされてしまっているのだ。
マスコミの世論誘導 は目に余る。そのような意図は無いのかも知れないが,視聴者に受けることを第一に考え る結果なのか,どの局も同じ内容,同じ主張になっている。そのことが,結果に於いて世論の誘導に なっていることを,放送局が気づかないはずはない。ただ, 関東地方の1局だけが,IOCの発表を生中継せず,ショッピング 番組を流していたという。私が直接確認したわけではないが,だとしたら,拍手喝采である。
 日本人は,熱しやすくて冷めやすいと言われるが, それを扇動しているのがマスコミである 。福島原発の汚染水漏れは,世界に顔向けが出来ないくらい恥ずかしいことで,一刻も早 く,日本中の英知と技術,お金を集めて対処しなければならないことなのだが,いま,その報道に力 を入れているTV局はどこもない。公共放送のNHKでさえ,ニュースとして数分間放送するだけで ある。東京開催決定のニュースを, 「暗いニュースばかりの中で,久々に明るいニュース」 と言っているが,暗い, 「原発災害」 などのニュースは忘れてしまっていいともとれる発言で,何とも軽々しい発言で,腹が立 つ。
 政府の対応もおかしい。 「スポーツ庁」 を作るとか言っているが,もっと先にやらなければならないことがあるだろう。 「復興庁」 の内容の一部として 「福島・原子力災害復興」 が挙げられているが,こんな状態だから,対応が後手後手になり,世界に顔向けが出来な い状態になっているのだ。政府は,総理大臣が 「安全」 を宣言したのだから,原発事故対応に,もっと組織とお金をつぎ込んで,本気になって取 り組むべきだ。「東電」ではどうにもならないことは,誰にでも分かることなのだから。


2013.09.07
 さだまさし

 さだまさし恐るべし 。さだまさしが久しぶりに宇都宮でコンサートをする。見に行こうと,チケット発売日の 今日,発売開始の10時に 宇都宮市文化会館 に行ったら,既に売り切れとのこと。今日はボランティアの活動があったので,そのまま ボランティア活動に行って,帰宅後の午後3時に チケットぴあ にアクセスしたら,既に完売。なめていた私が悪かった。といって,プレミアのついた券 を買う気にもなれず,次回に期 待するしかない。確実に手にする方法を,誰かご伝授ください。


2013.08.31
 アクアパッツァ

 今晩は, アクアパッツァ  毎回,味が違うのがおもしろい。塩胡椒などの調味料を加えていないので,素材の味がそ のまま出てくるらしい。前回は?の部分もあったが,今回は合格点。おいしかった。ちょっと手を抜 いて,フライパンのまま食卓へ。



2013.08.29
 ハワイ土産

 私たちが スイス に行っているとき,ほぼ同じ時期に,長男たちの家族は, ハワイ へ行っていた。そのお土産に ライオンコーヒー をもらったのたが,今日は,その チョコレートマカダミアフレーバー を入れた。食卓にハワイがやってきた。
 このコーヒーは,何年か前に長男家族のハワイ旅行の土産にもらったものだが,それ以 来気に入っている。昨年にハワイに行ったときは,たくさん買い込んできた。また今年,ハワイの土 産に買ってきてくれた。ハワイの爽やかな空気を思い出しながら,コーヒーを飲んでいる。そういえ ば,今朝は何となく涼しくて気持ちがいい。



2013.08.27
 サザンカ

 朝の涼しさで生き返った。気づかぬうちに, 山茶花 の蕾が大きくなっていた。 もうじき秋だね。



2013.08.15
 ラクレット

 スイス旅行 ラクレット を食べた。といっても溶かしながら食べるものではなく、溶けたものがお皿の上に乗って サービスされるものだが、チーズの焦げた香ばしさがあって、とてもおいしかった。こんな風にする のだったら我が家でもできるだろうと考えて、バスが、本場の グリューエ ル湖岸 のドライブインに寄った時に ラクレット用のチーズ を買ってきた。

 今日、試しに作ってみた。ジャガイモとニンジン、ブロッコリーをゆでた上に、 フ ライパンで溶かしたチーズ を載せてみた。チーズは徐々に硬くなってしまうが、十分においしかった。
 ラクレットオーブンがなくても,こんなものならできる。固くならないうちに食べるの がベストだが,固くなってもそれもまたおいしい。カロリーが高いので,食べ過ぎに注意!



2013.08.09
 帰国

 8月8日  今日は, ベルン を発って, チューリッヒ 発13:00のスイス航空に搭乗した。次の写真は,18時47分 の 日没 の写真。航空機から見る日没と日のはとても美しい。でもこの時は少し変わっていた。空 も暗くならず,地平線の赤みも残ったままで,2時間後の20時51分には, 太陽が,沈んだと同じ方位に顔を出した 。下の写真





2013.08.07
 エギュー・ドゥ・ミディ

 8月7日 は,ツエルマットを出て, シャモニーモンブラン へ。 ミディ展望台 から モンブラン を眺めてから, ベルン に移動して宿泊した。
 写真は, エキュー・ドゥ・ミディ展望台 の中央展望台での証拠写真。外はガスで何も見えない。私の生涯での,地上からの最高到 達地点だ。外はアラレ状の雪が降っており,ものすごく寒 かった。



2013.08.06
 マッターホルン

 8月6日  ツェルマットの ホテルの窓 からは,正面に マッターホルン が見える。朝日に染まるマッターホルンを見るために,5時半にホテルを出て,絶景ポイ ントの橋の上に行った。 日本人橋 と別名のあるその橋には,名前のとおりたくさんの日本人が集まっていた。今日は,登山 電車で ゴルゴグラード へ行き,展望を楽しんだ後, ローテンボーデン駅 から リッフェルベルク駅 までハイキングし, ツェルマット駅 に戻った。
 写真の マッターホルン には雲がかかっているが,徐々に雲がとれ,ゴルナーグラート展望台からは,雲一つない クリアーなマッターホルンを眺めることができた。その後は徐々に雲が増え,ツエルマットでは午後 4時頃から激しい雷雨になった。



2013.08.05
 エーデルワイス

 8月5日  今日は, シニゲ・プラッテ で高山植物園を見てから, ツゥーン湖 遊覧。その後, ツエルマッ トへ。一日中良い天気だったが,22時頃通り雷雨。いまは晴れて星も見える。
 写真は,植物園で咲いていた エーデルワイス 。ここは高緯度の上にサマータイム実施中 なので,日没が 21時 。夕食後に少しゆっくりしているとすぐに23時を回ってしまう。目一杯活動してしまう と,やはり疲労が蓄積する。



2013.08.04
 ハイキング

 8月4日  今日は,朝のうちは晴れていたのだが,ハイキングの始発点 メンリッヘンへ 向かうロー プウエイの始発駅まできて,激しい雷雨に見舞われた。30分ほど待機する うちに雨雲は通り過ぎ,日差しが戻ってきた。約30分遅れで行動開始。さわやかな空気の中を ハイキング することができた。 写真は,この時期,このあたりに群れを作って咲く ヤナギラン だ。日本のヤナギランとよく似ており 同一種だと思われる。



2013.08.03
 ランドパッサー橋

 8月3日  今日は, アンデルマット まで氷河特急に乗り,その後はバスで グリンデルワルド へ行った。
 写真は,世界遺産 ランドバッサー橋 を渡る 氷河特急 。橋そのものだけでなく,周囲の自然に溶け込んだ姿がすばらしい。残念ながら,これに 並ぶものを日本で見つけることは難しいだろう。
 今日は夕方に激しい夕立があった。明日はハイキングが予定されているので,なんとか 降らずに持ってほしい。



2013.08.02
 ディアボレッツァー

 8月2日  今日も一日中良い天気だった。今日の行程は, ディアボレッツア展望 台へ行き,その後 ティラーノ から ベルニナ線 の列車で サン・モリッツ へ戻ってきた。ディアボレッツア展望台では, ピッツ・パリュー ピッツ・ベルニナ などの超3000mの山を眺めることができた。写真中央の山が, ピッツベルニナ で,山頂を目指す登山者の姿を見ることができた。



2013.08.01
 ハイジ

 8月1日  今日の行程は,ホテルを出てから,世界遺産 サンクト・ガレン 修道院をみて, バート・ ラガッツ で昼食。その後,ハイジの里 マイエンフェルド を見てから,峠道を越えて サン・モリッツ まで。
 とにかく暑かった。大型バスは窓が大きく,日射が強烈なため,冷房もあまり効かない くらい。日没は午後9時。サンモリッツは標高1815m。日が落ちると涼しさを通り越して寒くな る。写真 は,当地でのハイジの 公認キャラクター 。日本のアニメより年上のようだ。
 このホテルは無線LANが無料で使い放題だ。チェックインの時に聞けば,パスワードを教 えてくれる。



2013.07.31
 チューリッヒ湖

 7月31日  いよいよ スイス旅行 が始まった。 成田発 10時20分 で,太陽を追いかけながら西に飛んで, チューリッヒ着 15時10分 だった。(現地時間) 時差7時間を足して 11時間50分 の空の旅だった。ホテルにチェックイン後, チューリッヒ の町を散策,先ほどホテルに戻ってきた。チューリッヒは日差しが強く,気温は30℃, でも,湿度が低いのでさわやかだ。今日は時差ボケにならないために,できるだけ遅くまで起きてい るつもりだ。写真は チューリッヒ湖 と 対岸の山脈。



2013.07.26
 ニッコウキスゲ

 7月23日から25日 まで,40人ほどの中学生をガイドして,雨の尾瀬に行ってきた。写真は大江湿原のニッ コウキスゲだ。見晴〜竜宮〜牛首〜山ノ鼻の間では,ニッコウキスゲはほぼ全滅だった。小屋の人の 話では, 今年は外れ年の上にシカによる食害の影響があるようだ。



2013.06.10
 尾瀬

 6月9日  職場で同室の仲間と 尾瀬ヶ原 に行ってきた。 鳩待 峠から 竜宮 までの往復だったが,予想していたこととは言え,かなりの混雑だった。写真は,午前9 時の 牛首分岐 。ベンチが空くのを立って待っている人がいる。お目当ての場所の水芭蕉は,期待はずれ だった。



2013.06.04
 Everio

 実は,2週間ほど前におもちゃを買った。 JVC Everio GZ-E280  ビデオカメラだ。 スイス旅行 に持って行こうと思っている。それほど高い機種ではないので,あまり期待はしていなか ったのだが,これが期待以上によく撮れる。先日の高山に持って行き,試し撮りしてきた。軽くて操 作が簡単で,扱いやすい。唯一の欠点は,予備電池が高価すぎること。



2013.06.01
 高山

 6月1日  妻と一緒に,奥日光の 高山 へ行って来た。久しぶりの山歩きだったが,何とか歩くことができた。復活の第一歩にな ればうれしい。 シャクナゲ は盛りを過ぎていたが,まだ十分にきれいだった。ただ,数が少ないようだ。



2013.05.31
  橋下氏の発言

 感想を書くのも嫌になる下らない話。要は,発言した人の 品性 の話。
 世の中には,人がいやがる話をわざとして得意になっている人がいる。人が出来るだけ 話したくないことを,敢えて話題にすることで,自分の先進性・優秀性を誇示したがる人。 橋下氏はそんな人なのだと理解してしまった。
 歴史認識云々の話は分からないでもないが,根底には,彼の品性がのぞいている。今ま での彼の発言を聞いていれば,さもありなんと思う。
 確かに,他人が隠していること,触れたくないことを暴露するのは, 一種の優越感と快感が伴うもの だが,みんなが同じ気持ちでいるわけではない。
 彼は,発言の内容を理解する以前に,ある種の用語に 過剰反応 が起きてしまい,誤解を生んだと釈明しているが,これは日常では良くあること。頭の切 れる優秀な弁護士である彼には,その辺の所は分からなかったはずはないのだけれど,やはり慢心が あったのか。
 宴会で,裸踊りをする人がいる。私の周囲には今はいないが,かつて一緒に宴会に参加 したことがある。本人は得意満面で裸踊りを踊っていたのだが,不快感を顔に出している人も少なく はなかった。でも,そんな人の存在は気にも留めず,その人たちにも 楽しめ! と強要する。橋下氏の姿が,なぜかそう言う人とダブって見えてしまった。


2013.05.25
 特定種開花調査

 5月25日 パークボランティア の活動で 戦場ヶ原 に行ってきた。戦場ヶ原は,今,木道の更新工事中だ。7月いっぱいの予定で工事をして いる。団体のすれ違いには,時間がかかるので,注意が必要だ。通行止めにはなっていないが,時間 に余裕を持って出かけてほしい。


2013.05.18
 奥白根山

 5月18日  奥白根山 に行ってきた。いい天気で、陽に焼けて痛い。写した写真が、どういう訳か、 全部白黒 。白黒にする機能なんて無くてもいいのに。最近の機器は多機能過ぎてかえって使いづら い。



2013.04.11
 かじか荘 営業再開

 2月から営業を停止していた,足尾の 「かじか荘」 の営業が,12日から再開されることになった。かじか荘については,指定管理会社が債 務超過を隠して虚偽の決算を報告したことから,指定を取り消し,営業の停止が続いていた。12日 からまず,日帰り入浴からスタートさせ,18日からは宿泊も再開する。
 地元にとっては明るいニュースだ。


2013.04.09
 シラネアオイ

 我が家の シラネアオイ が咲いた。数年前に友人からもらってきたものだ。毎年,花を付けてくれるが,それも小 さなものを1個だけ。なかなか大きく育ってくれない。環境との相性なのかな?どうしたら元気に育 てられるのだろう。



2013.02.26
 日光市足尾町かじか荘

 天然記念物「コウシンソウ」で有名な 庚申山 の登山口に,名湯で人気の高い 国民宿舎「かじか荘」 がある。ところが,管理会社が,債務超過を隠して虚偽の決算報告をしたということで, 日光市は指定取り消しを決め,2月1日から休館となっている。
 「かじか荘」 が,旧足尾町の町営宿舎として完成したのは1967年秋。足尾銅山の閉山などで町全体 の衰退が懸念された中で,数少ない観光拠点として町民の期待は高かったという。
 1977年には,入り込み客は約4万人に上ったものの徐々に減少していった。泉質は 評価されたが,町の中心部から8キロ離れた山中にあり,地理的条件もネックとなったようだ。
 町は経営改善のため、当時33歳だった 町職員の中山英司さん を支配人に登用。1年足らずで黒字経営に転換し手腕が評価された。
 2006年,運営を民間に任せる指定管理者制度が導入されると,町職員を退職した 中山さんの会社「E&KS共和国」が選ばれ管理を任された。
 しかしリーマンショックなどで入り込み客が激減し経営は苦しくなった。中山さんは会 社に 自己資産を繰り入れて 危機を乗り切った。その後も客数は伸びず同様のやりくりは続いた。市と同社が交わした 基本協定によると,債務超過など収益の著しい悪化が認められたときは指定取り消しの理由となる。
 このため、専門家のアドバイスをうけ。税務署へは個人資産を繰り入れた正式な決算書 を提出。市へは繰り入れた債権を放棄した形で決算書を提示した。これが虚偽報告として問題化した のだ。
 中山さんが繰り入れた私材は総額で, 約2500万円 にのぼるという。住民の間には「自分の金を注ぎ込んで 『かじか荘』 を守ったのに、なぜやめるのか」との声が高まった。
 旧足尾地区の市民らは 「かじか荘湯友の会」 を結成し,営業継続を求める陳情書の署名活動を展開。8日間で298筆を集め, 「閉鎖しないで,営業を続けてほしい」 と要望した。
 一方, 「足尾町の再生を推進する会」 では,指定取消処分の撤回を求め,署名活動を行った。その結果,市内外から797筆を 集め,嘆願書として市に提出した。
 日光市は,4月には再オープンさせる方針で,業務委託先を選定中だが,本年度中に選 定が間に合わなければ,再オープンが4月以降にずれ込む可能性もあるようだ。
 私は,かじか荘には宿泊したことはないが,庚申山に登った帰りには度々温泉に入り, 汗を流し,筋肉をもみほぐした。泉質は素晴らしく,ぜひ一日も早く再開してもらいたい。


2013.03.20
 谷川岳

 3月20日  BAKUさんのグループ 谷川岳 に行くと言うことをネットで知り,同行させてもらうことにした,同行者は, BAKUさん HIBARIさん ドラ吉さん よっしーさん ,私を入れて5人。
 曇り空でガスに巻かれながら登った山頂は,数分だけ晴れて,大 パノラマを堪能でき た。



2013.03.09
 マンサク

 3月9日  マンサク の花を見に 古賀志山 に行って来た。今年は,まだ早いのか,咲いていたのは1だけだった。
 一昨年暮れの事故以来,ほぼ2年半ぶりに妻と一緒に歩いて来た。まだ痛みは残り,力 は入らないが,何とか歩いて来れた。医者からはこれ以上回復しない「 症状固定 」を宣告され,治療が終了した。でも,痛みはまだ残っている。



2013.02.08
 いわゆる「体罰」

 学校の 部活動における体罰問題 が問題になっているが,私なりに問題点を整理してみた。
 およそ,学校において教師の係わる「暴力」には,3種類ある。
 一つは, 「体罰」 ,二つ目は 「暴力を用いた指導」 ,三つ目は, 「単なる暴力行為」 である。
 「体罰」 とは,生徒の行った行為が,社会的に見て「悪」であり,そのペナルティとして身体的精 神的苦痛を強いるものである。いたずらをしている生徒を見つけたとき,「こらっ!」と一括し,げ んこつで頭をゴツンとやることなどがそれである。
 「暴力を用いた指導」 とは,運動部の指導などで,精神面を鍛えるためや,緊張感を高めたり,闘争心を呼び覚 ますために,びんたをすることなどがそれである。
 「単なる暴力行為」 とは,反抗的態度をとる生徒に対して,教師がかっとなったりして暴力を振るうものであ る。
 「体罰」 はその程度により許されるべき範囲があると思う。生徒に一切の身体的接触をしてはいけ ないとしたならば,効果的な教育の方法は極めて限定されてしまうだろう。出席簿の平らな面で,軽 く頭を叩く程度のことは,許されて然るべきであろう。一方,精神的な体罰も問題にしなければなら ない。クラス全員の前で恥をかかせることは,効果的な指導法の一つであるが,これも,限度を超え たものは,してはいけない「体罰」に当たる。
 「暴力を用いた指導」 は,運動部の指導においては,一般的日常的に行われている。この指導法は,かなりの効 果があるから,多くの指導者は他の方法と混ぜ合わせて用いている。しかし,ともすると,指導者の 独断でその限度を超えることも少なくなく,問題になっている。運動部の活動は,「勝つ」ことが最 大のねらいになりがちであり,これに,精神的な強さを養うという大義名分が加わると,「多少の暴 力は良い」と指導者だけでなく生徒や保護者も思ってしまい,暴走が止められない状態になってしま う。
 部活動における暴力行為は,多くの誘因があり,簡単には改善されないだろうが,その ひとつに 「勝利至上主義」 がある。かつて,小学校の大会は県大会まで,中学校の大会は地区大会まで,高校以上が 全国大会という取り決めがあったのだが,オリンピックでの不振を受けて,「競技力の強化」のため という圧力に,いつしか姿を消した。
 「単なる暴力行為」 は犯罪行為であり,厳重に処罰されるべきである。教師といえども人間であり,かっとな ることはあるだろうが,その感情にまかせて暴力を振るうような人間は教師としての資格はない。学 校の隠蔽体質がマスコミで話題になっているが,このような教師はかばう必要など全くないから,さ っさと止めて貰うべきだ。そうしないと,誠心誠意努力している他の教師まで批判の対象になってし まう。


2013.01.04
 高山

 今年の山はじめは  1月4日 に奥日光の 高山 。登り初めの気温は−10℃,駐車場に戻ってきたときの温度は−6℃。おまけに,風が あって,体感温度はそれより数度低かった。ザックの外に付けていたスポーツ飲料が凍ってシャーベ ット状態だった。冬山には何度か行ったが,スポーツ飲料が凍ったのは初めてだった。雪は少なめで, 歩きやすかったが,厳しい一日だった。