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尾 瀬 1998年(平成10年) 7月13日(月)-14日(火) |
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コース・タイム 7月13日(月) 宇都宮(4:00) ⇒ 御池駐車場(7:00-朝食) 御池駐車場(7:15) → 段吉新道分岐(9:20) → 三条の滝(8:50) → 赤田代休憩所(11:00-昼食-40) → 見晴(12:30) → 竜宮(13:00) → 牛首三叉路(13:50) → ヨッピ橋(14:40) → 東電小屋(15:00-泊) 7月14日(火) 東電小屋(8:15) → ヨッピ橋(8:30) → 竜宮十字路(9:00) → 下田代(9:30) → 沼尻(11:30) → 長蔵小屋(12:30-昼食-13:30) → 沼山峠(14:40) 沼山峠(15:30) ⇒(バス)⇒ 御池(16:00) ⇒ 宇都宮(19:30) 同行者 キクさん夫妻,妻 |
7月13日(月) キクさんが運転する車に乗せてもらい,宇都宮を発って 尾瀬御池 までは比較的順調だった。 御池に近づくに従って雨が強くなってきた。天気予報を信じ雨カッパを持ってこな かったことが悔やまれた。当時は,山歩きを始めたばかりで, 当然に持ってこなければならないレインウエアさえ持たないで 出かけてしまった。 御池駐車場の車の中で朝食を食べた。雨は依然として強く降っていた。 雨の中を,こうもり傘を差しながら出発した。 はじめのうちは道も良く,傘を差しながらでも特に問題はなかった。 シボ沢の吊り橋 も,傘を差して渡った。 ![]() ほぼ予定通りのタイムで段吉新道分岐に到着した。 三条の滝 までは傾斜がきつく,水たまりもあり,たいへんぬかるんでいた。急傾斜の歩行面を雨 水がザーザーと流れた。 滝への下り坂で妻が滑って転倒し右手を強打してしまった。 幸い,歩けないほどでは なかったが,傘をさしながらの歩行は危険だった。 三条の滝 は水量も多く,轟音をとどろかせていた。 ![]() 雨は強弱を繰り返しながらも,依然 降り続いて いた。赤田代の休憩所で昼食をとった。 ![]() この後,雨は小降りになったので, 尾瀬ヶ原を一周 して東電小屋に向かうことにした。 竜宮小屋 の前のベンチで休憩 ![]() 湿原には, ヒメシャクナゲ のピンクの花や, ミズチドリ の白い花, トキソウ の赤紫の花などが咲き,十分に楽しませてくれた。竜宮の小さな池塘には ヒツジグサ の小さな花が咲いていた。5センチたらずの白い花だった。三叉路の近くでは オゼコウホネ が黄色い花を付けていた。 ニッコウキスゲ もまだ咲き残っていた。 尾瀬ヶ原一周 は平坦な木道歩きだったが,思ったより距離があり,足が痛くなった。 ![]() 15時過ぎに 東電小屋 に着いた。 小屋は混雑していたが,4人で個室を与えられた。きれいな小屋で,食事もよく 快適だった。 フロもあったが,疲れて身体を動かすのもおっくうだったので,入らなかった。 乾燥室 があり,靴とズボン,シャツを乾かすことができた。 夜半には雨も上がり,月が 顔を出した。 7月14日(火) 午前4時,窓を開けると, 尾瀬ヶ原 をすっぽり包んだ霧の上に,満月に近い月が煌々とと輝いていた。しばし,時を忘れ, 寒さを我慢して窓を開けて見入っていた。 やがて,霧の上に浮かんだ 至仏山 に朝日が当たり,輝いてきた。夢のような光景だった。 ![]() 小屋の朝食を食べ, 出発 した。昨日通った道だったが,再度 ヨッピ橋 に戻り, 竜宮 を通って 下田代 へいくことにした。 ![]() 今日は,昨日とはうって変わって良い天気だ。 尾瀬に生育する希少種の ナガバノモウセンゴケ の群落が見られた。 ![]() ニッコウキスゲ が,昨日の雨粒に濡れていた。 ![]() 快適な木道歩きだった。 ヒツジグサ が咲いていた。 フィルムをカメラから取り出すときに,パトローネの隙間から光が 入ってしまって,フィルムが一部感光してしまった。不注意だった。 ![]() トキソウ ![]() カラマツソウ ![]() 竜宮 から 見晴 に向かうと,正面に 燧ヶ岳 の雄姿が見えた。 ![]() 見晴 から 尾瀬沼 に向かった。 白砂乗越への登り がかなりきつかった。 ![]() ヘリが 木道 工事用の資材を運んでいた。 ![]() 長蔵小屋 売店前の ベンチ で昼食をとった。 キクさんが持っていったバーナーで湯を沸かし, カップ麺 を食べた。とても美味しかった。私たちもこれからは,バーナーとカップ麺を持って 山歩きしようと思う。 たっぷり時間をかけて昼食を食べ,沼山峠に向けて出発した。 沼山峠 からのバスの時間が心配になり,少しペースを上げた。お陰で,発車時刻の30分以上 も前に着いてしまった。 バスの乗客は5〜6人,予約者は私たち2人を含めて3人だった。シーズン中は 予約なしでは希望した時刻に乗れないこともある という話を聞いていたので,電話で予約したのだが,その必要はなかった。 ページトップへ |