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(その2)←. |
4 常念岳へ 7月30日(金) ガスっていた空が,出かける頃になってとぎれてゆき,青空が見えるようになってきた。 真っ直ぐ下るつもりだったが,急遽,常念岳の山頂をピストンしてから下ることにした。 ![]() 常念小屋と横通岳 ![]() 西岳の向こうに槍ヶ岳の穂先 ![]() 相変わらず,ガスが塊状となって流れていたが,そのガスの切れ間に,昨日は見られなかった山々が姿を現した。なだらかな頂を持つ 大天井岳,その左の鞍部に大天井ヒュッテが見え,その左の山腹をトラバースしたあとは,稜線に沿って付けられた 縦走路が見える。縦走路を左に辿っていくと西岳の左肩にヒュッテ西岳が見える。 喜作新道はここから向こう側に折れ曲がり,下って行くため見えなくなる。 ヒュッテ西岳の背後には東鎌尾根 が真っ直ぐに槍ヶ岳に向かって登っていく。かなりの急傾斜で,嶮しい様相を見せている。槍ヶ岳から左に, 大喰岳,中岳,南岳と連なり,大きなU字形の大キレットを挟んで北穂高岳, 涸沢岳,更に白出ノコルの左には奥穂高岳,吊り尾根を挟んで前穂高岳 まで一大パノラマが繰り広げられている。しかし,残念ながら,いずれも山頂付近はガスに覆われており,全容を見ることはできなかった。 常念岳にも時折ガスが流れてきて,一面が真っ白になった。東には低い位置に太陽があり,「ブロッケン現象」 も見ることができた。 ブロッケン現象 ![]() ![]() 山頂から眺めた大キレット キレットの背後の山は白山 ![]() いよいよ下山開始 9時20分,いよいよ登山口に向けて下山を開始した。 一の沢の上部は急斜面だが,一面のお花畑であり,満開の花を写真に納めながら,下っていった。 ![]() 一の沢上部 ![]() 振り返って見た登山道 良く整備されている。 ![]() 一の沢登山口 ![]() ヒエ平に着いたのは14時10分だった。 今回,中房温泉からヒエ平まで,自家用車の回送サービスを利用した。金額はやや高めだが,縦走をする場合にはかなり便利だ。 このまま帰宅することも可能だが,安全のために1泊し,疲れを取ることにした。 |
今日出会った花たち
オヤマノリンドウ![]() センジュガンピ ![]() クガイソウ ![]() ホソバトリカブト ![]() シシウド ![]() タマガワホトトギス ![]() タケシマランの実 ![]() ![]() ハバヤマボクチ ![]() |
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