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社  山

2005年(平成17年) 4月17日(日)


コース・タイム
 宇都宮(6:00) ⇒ 歌ヶ浜駐車場(7:10-朝食)
  駐車場(7:30) → 狸窪(8:05-10) → 阿世潟(8:35-45) → 稜線(9:30) → 山頂(11:00-15) → 無線アンテナ(12:00-昼食-13:05) → 阿世潟(13:30-50) → 狸窪(14:20) → 駐車場(14:50)
 歌ヶ浜駐車場(15:00) ⇒ やしおの湯(15:20-16:40) ⇒ 宇都宮(17:40)

同行者
 妻

 雪の社山 へは,昨冬から行きたいと思っていた。1月末に,計画したのだが,直前に足を怪我し てしまいキャンセルせざるを得なかった。それではと,足も治った 3月6日  再度挑戦した。ところが,前日に大雪が降り,山頂まで行くことはできなかった。3 月末に再度計画したのだが,天気予報が「雨」と言うことで中止。今回は 4度目の挑戦 となった。
 1週間前に登った人のレポートを読むと,稜線も下の方には雪はないが,頂上付近で はかなり雪が残っているという。念のため アイゼン を持って行くことにした。
 歌が浜の駐車場 には,予想以上の多くの車が停めてあった。 釣り人 の車だ。中禅寺湖の 船釣りが解禁 になった。のだ。湖面にはたくさんのボートが浮かんでいた。もう少し先のゲートの前 にも小さな駐車場があるのだが,この状況では,たぶん満杯だろうと判断し,ここに駐車すること にした。
 正面に見える 社山 の山腹は雪解けが進み,雪は筋状に残るのみとなっている。尾根づたいの 登山ルート もはっきりと確認できる。

 社山から右に眼を転じると, 奥白根山 の真っ白なドームが朝日を受けて光って見えた。更に右に進むと, 男体山 が悠然と立っている。 男体山 の中腹から上は,昨夜降ったと思われる雪が,木の枝に付いているのが確認できた。


 駐車場の湖岸 につけられた歩道を歩き出す。頭上のサクラは,5月にならないと咲かない。

 少し歩くと開けたところに出ると,対岸の雪を被った尾根の上に,真っ白な 奥白根山 が姿を現す。

 社山 もますます美しく見えてくる。


 道ばたには マンサク が咲いていた。

 狸窪 のゲート。前回(3月)に来たときは雪の下だった。


 阿世潟 には,まだかなりの雪が残っていた。ここで スパッツ をつけた。 アイゼン も付けるはずだったが,予想以上に雪が少なく,もう少し登って傾斜がきつくなってか らつけることにした。


 阿世潟峠 へのトラバース道を通らず,全回と同様に稜線への 直登コース を辿った。雪がかなり残っており, アイゼン を付けて登った。
 傾斜は急だったが,雪の上を慎重に登った。途中で ソロの女性 が後ろに付いたが,彼女は滑り止めは付けていなかった。
 尾根 に出ると,雪は消え,アイゼンは外した。予想以上に雪解けは進み,このあとアイゼン の出番はなかった。


 山頂 に近づくと,尾根の南側に線状に 残雪 がみられた。ここは,北風を受けて 雪庇 ができるところで,雪が吹き溜まるところなのだ。


 山頂標識 の前で 記念撮影  妻と一緒の「登山」は昨年8月以来だ。一緒に歩けるようになってよかった。

 ここからみると, 奥白根山 も,いつもの見慣れた形とは違ってくる。


 無線アンテナ のあるピークまで降り,昼食にした。南側の,風の当たらないところにシートを広げ, ゆっくりと足を伸ばした。時折吹く風が,冷たさを増し,強くなってきたので,下山にかかった。
 雪の斜面 を降る。かかとのエッジを効かせて,快適に降る。無線アンテナのピークから阿世潟 まであっという間に降りてしまった。


 吹く風が強くなり,湖面も 波立って きた。 社山 の姿もシルエットとなりぼやけてきた。


 妻と一緒に山登りをするのは(ハイキング程度の山を除いて) 昨年夏の地蔵岳 以来である。そのときの無理がたたったのか, 足の痛み は一進一退で,なかなか回復し なかった。
 季節が変わり暖かくなるに従い,少しずつ良くなってきたので,ハイキング程度の山 歩きを始めたが,特に痛みがひどくなるようなことはなかった。そこで今回,思い切って一緒に 社山 に登ることにした。これで,山行中,下山後とも,特に痛みが出なければかなり回復し たと言えるのだが。
 特にスローペースということではなく,普通に歩いた。山頂までは違和感はあったが 特に 痛みは無かった ようだった。下山途中で昼食を食べたが,足に無理な力がかからないように注意して座 った。自分でも経験あるが,昼食時に無理な姿勢をしていると,昼食後の歩行で足に痛みが出るこ とがある。やはり,疲労が溜まったせいもあるのだろうが, 降りで痛みが出て きた。痛み がひどくならないうちになんとか駐車場まで戻ることができた。
 足の筋肉疲労や関節疲労には 下山後の温泉 が有効だと言うことは,経験から分かっていた。そこで,今回も やしおの湯 に寄り疲労回復を図った。
 下山後1日,2日経っても,特に痛みは出てこなかったので,足の方はかなり回復 したと思われる。これからも,無理にならない範囲で,少しずつ歩くことにしよう。

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