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小 田 代 原 NPV雪上パトロール

2008年(平成20年) 12月7日(日)

 環境省では,奥日光の小田代原戦場ヶ原には,積雪期でも立ち入らないよう 呼びかけているのだが,これには異論もある。確かに,積雪量が多く,1m以上もの積雪があれば,その上をスキ ーやスノーシューで歩いても,植物への影響は大きくはない。10年以上前までは,戦場ヶ原をスキーで横断した り,貴婦人の下まで行って昼食を食べたという話しも聞いたが,特別問題にはならなかった。ところが,近年にな って,スノーシューやクロスカントリースキーの普及などによって, 冬季に活動するハイカーが増え,影 響が心配されるようになった。加えて,温暖化の影響か, 積雪量が減少し,影響が無視できなくなってき た。
 日光パークボランティア では,積雪期に,湿原保護のため,戦場ヶ原,小田代原を中心に 雪上パトロール を実施している。今回は,積雪によって杭が隠れてしまい,湿原に入り込んでしまう恐れのある場所に ポールを立て,ロープを設置した。 また,コースを誤らないように,コースを示すリボンを設置した。
 前夜は,職場の忘年会で,塩原温泉のホテルニュー塩原に宿泊した。朝食を食べずに宿を出て,奥日光に向かった。
 10時にボランティアハウスに集合し,打合せをしてから小田代原に移動して作業を開始した。私たちは,小田代原の 西部を担当した。  小田代展望台から時計回りに進み,数カ所にポールを立てロープを設置した。
 真っ青な空に 太郎山,小真名子山,大真名子山 がそびえ立っている。

 大真名子山と小真名子山の間に, 女峰山のピーク が見える。アルペン的なあの稜線が大好きだ。


 途中,湿原への侵入個所となりそうな3個所にロープを設置しながら,北端分岐に向かった。
 小田代原の北端の この付近から湿原に侵入するハイカーが多い ので,ここには重点的にポールを設置し,ロープを渡した。
 設置する作業も大変だが,ポールやロープなどにもかなりの経費がかかっている。これらの経費はボランティア活動の 支援団体である栃木県や日光市などの他,奥日光の旅館組合などの寄付によってまかなわれている。

 分岐周辺の作業を終え,遅い昼食を食べてから, リボンを付けながら再び小田代原の西部を廻って展望台に向かった。
 道の上に伸びた枝に目印の リボン を付けていく。 単純な作業だが,根気の要る仕事だ。


 私は,冬の小田代原や戦場ヶ原が大好きで,今までにも何度も訪れている。しかし,ロープや リボンが設置されているのを見ても,設置する人のことなど考えずに通り過ぎていたが,今回,この作業を行って みて,その大変さとともに,ボランティアの湿原保護にかける熱意のようなものを感じることができた。ぜひ,こ の思いを一般のハイカーの方にも分かってもらいたい。

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