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大 小 山 2010年(平成22年) 2月20日(土) |
コース・タイム 宇都宮 ⇒ 道の駅田沼(集合) ⇒ 阿夫利神社駐車場(車2台デポ) ⇒ 大山祇神社駐車場 大山祇神社駐車場(9:40) → 大坊山(10:15-30) → 緊急番屋(11:30-昼食-12:30) → 大小山(妙義山)(14:00-05) → 展望台(14:15-30) → 阿夫利神社駐車場(14:50) 阿夫利神社駐車場 ⇒ 大山祇神社駐車場 ⇒ 佐野やすらぎの湯(入浴) ⇒ 宇都宮 同行者 上戸小ハイキング同好会 |
諸事情のために中断していた 元同僚とのハイキング が,3年半ぶりに復活した。真冬のこの時期は,日光などの高い山は雪に覆われ,のん びりハイキングには向かない。そこで, 「のんびり陽だまりハイキング」 のできる,足利の 大小山 に行くことにした。 大小山 そのものは1時間もかからないで登ってしまうので,今回は, 大坊山 から尾根伝いに歩くことにした。このコースは,尾根伝いに小さな上り下りを繰り返し ながら歩く変化に富んだコースで,人気のあるコースだ。縦走と言っても, 距離5km弱,累積高度500m弱 だから,楽しみながら歩くのにはちょうど良い。 下山口の 阿夫利神社 に車を2台デポして, 大坊山 の登山口に向かった。 大坊山 の登山口にある 大山祇神社 には30台ほどが停められる大きな駐車スペースがある。 今回のメンバー9人 ![]() 大山祇神社 は,大きな石造りの鳥居がある大きな神社だ。神社にはトイレがあるが,ブースは1つ しかないので,できれば途中で済ませてくる方が良いだろう。 ![]() 木製階段などで整備された急な斜面をひと上りすると, ベンチ のある開けた尾根に出る。ここから先は気持ちの良い尾根歩きだ。 ![]() 暖かな陽射しを受けて,緩斜面をゆっくりと登る。 ![]() 大坊山 には,かつて 大山祇神社奥社 の大きな社殿があり,参拝する信者で賑わっていた。参道の両側に,当時を忍ばせる 大きな石灯籠 がある。 ![]() 大坊山の山頂 はかなり広い平地だ。ここには 社殿の跡と思われる 大きな土台が残っている。 社務所跡 と思われる土台も残っている。 ![]() ここからは,条件が良ければ富士山も見ることができる。 真っ白な山を見つけ, 「富士山だ!」 といって喜んだのだが,それは, 浅間山 だった。見える方角が異なるが,ほぼ同じ様な大きさで同じ様な形で見える。 霞が濃く,明瞭ではないので,この写真は画像処理ソフトでコントラストを上げてあ る。 ![]() 更に,目を右に移していくと,いくつものピークが連なった 赤城山 が見える。 この写真もコントラストを上げてある。 ![]() こんな尾根 をのんびりと歩いていると,真冬だと言うことを忘れてしまう。 ![]() 尾根道には, 岩の露出したところ もあり,変化があって楽しい。 ![]() 眼下に ゴルフ場 が見える。 オリムピックスタッフ足利GC というゴルフ場だ。プレイをしている人が蟻のように見える。このような俯角の視野は, 殆ど飛行機からの視野に近い。 ![]() 北関東道路 の工事が急ピッチで進められている。 トンネルの入口 が見えるが,これは 大岩トンネル の入口だ。手前の大きな建物は 足利市立北中学校 ![]() 眼下には大きな 砕石工場と採石痕 が口を開けている。この山の岩石は 珪石(チャート) が主で, 石灰岩 の層も混じっているという。主に 建設骨材 として販売されている。 ![]() 崖の上のピークから少し下ったところに 緊急番屋 と看板の掛かった休憩所ができていた。3年前に来たときには,整地はされていたが, 建物などは建っていなかった。 この 緊急番屋 は,この付近の山の所有者の 関野さん という個人が,ハイカーの役に立つようにと考えて作った物だという。ちょうど関野さ んに会うことができた。関野さんの話しによれば, 関野さんが大坊山で心筋梗塞で倒れたとき,通りかかったハイカーの おかげでヘリで救出され,一命をとりとめた。このことをきっかけとして,恩返しの意味もあって この休憩所を作ったのだという。 私有地なので一般車は入れないが,緊急時には車が入ることもできる。 ![]() 暖かな縁側で,楽しく 昼食タイム ![]() 北方向を見ると, 日光連山 が見える。 男体山 も,宇都宮の方からいつも見ている姿とは違って見える。 ![]() ゆっくりと昼食をとり,大小山に向かってスタートした。 私が勝手に名付けた 大小山キレット は,痩せた岩尾根を渡る,面白いポイントだ。 ![]() 危険を感じるほどではないが, 高度感 もあり爽快だ。 ピースする余裕もある。 ![]() ![]() ![]() 少し進むと,右手の隣の稜線に 出発点の駐車場 が見えたる。あそこからグルッと逆U字型に歩いてきたのだ。 ![]() 最後の斜面 を登ると大小山の山頂だ ![]() 地形図に 「大小山」 と書かれている 313.6mの三角点ピーク には, 「妙義山」 という標識がある。 「大小山」 と表示のあるのは,もう少し南の小ピークだ。 ![]() 小ピークから鉄製の階段を下ると,四阿のある展望台だ。頭上には大きな 「大小」の看板 がある。 ![]() 霞が少し薄くなり,高層ビル群が見えるようになってきた。 新宿副都心 のビル群かと思ったが,ビルの形などから, 「さいたま新都心」 のビル群のようだ。 ![]() 東方には, 佐野市と三毳山 そして遠くに筑波山の姿も見えた。 ![]() 岩舟山 は,削り取られた山肌が痛々しい。 ![]() ここでも 北関東道路 の建設は進んでいる。トンネルは 唐沢山を通過するトンネル で,トンネルを抜けると直ぐに 東北道 に合流する。 この区間は,この4月17日午後3時に開通する。 ![]() 帰路, 「佐野やすらぎの湯」 に寄って汗を流した。この温泉は, 馬頭の南平台温泉 から湯を運んでいる 天然温泉 で,大きな施設で設備も良い。 久しぶりに懐かしい人たちと一緒に歩けて嬉しかった。このハイキングは,これから もできるだけ続けていきたい。 ページトップへ |