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燕 岳 2014年(平成26年) 11月24日(月)-25日(火) |
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コース・タイム 11月23日(日・勤労感謝の日) 自宅(11:56) ⇒ 壬生IC(12:08) ⇒ 都賀JCT(12:14) ⇒ 岩舟JCT(12:22) ⇒ 高崎JCT(12:51) ⇒ 藤岡JCT(12:55) ⇒ 佐久平PA(13:33-37) ⇒ 更埴JCT(14:07) ⇒ 筑北PA(14:23-26) ⇒ 安曇野IC(14:40) ⇒ コンビニ(14:56-58) ⇒ 有明荘(15:47-泊) 11月24日(月・振替休日) 有明荘(7:34) ⇒ 登山者駐車場(7:36) 駐車場(7:58) → 登山口(8:10-16) → 第一ベンチ(9:00-04) → 第二ベンチ(9:37-40) → 第三ベンチ(10:33-40) → 富士見ベンチ(11:23-32) → 合戦小屋(12:09-昼食-32) → 三角点(12:57-59) → 燕山荘(14:10-20) → 山頂(14:55-59) → 燕山荘(15:31-泊) 11月25日(火) 燕山荘(8:14) → 合戦小屋(9:08-19) → 富士見ベンチ(9:37-49) → 第三ベンチ(10:05-14) → 第二ベンチ(10:33-45) → 第一ベンチ(11:09-17) → 登山口(11:46-51) → 駐車場(12:00) 駐車場(12:06) ⇒ 中房温泉(12:09-入浴-55) ⇒ 麺元田舎屋(13:44-昼食-14:16) ⇒ 安曇野IC(14:29) ⇒ 筑北PA(14:43-46) ⇒ 更埴JCT(15:05) ⇒ 藤岡JCT(16:15) ⇒ 高崎JCT(16:19) ⇒ 波志江PA(16:27-32) ⇒ 岩舟JCT(16:57) ⇒ 都賀JCT(17:05) ⇒ 壬生IC(17:11) ⇒ 自宅(17:30) 同行者 forestさん |
今年も
forest
さんから
燕岳
のお誘いのメールが届いた。昨年は,体調不良から,途中で下山してしまって,たいへん
な迷惑をかけてしまった。自分としては,体調は悪くはないと思っていたのだが,疲労が激しく,富
士見ベンチで私だけ下山させてもらった。それに懲りず,また誘っていただき,とても嬉しかった。
ただ,今年も万全な体調とは言えず,不安を抱えたままだったが,
forest
さんの好意に甘えて,連れて行ってもらうことにした。 燕山荘 は,勤労感謝の日の振替休日である 24日 の宿泊をもって今シーズンの営業を終わる。 昨年と同じく,中房の 有明荘 に前泊することにして,正午少し前に自宅を出て中房に向かった。 11月23日 上信越道の正面に見える 浅間山 は,雲が付いてはいたが,青空が広がる良い天気だった。このまま好天が続けばいいのだ が,天気予報は下り坂を報じていた。 ![]() 登山日程 をこのようにしたのには理由があった。私の仕事のこともあったのだが, 燕山荘 の 営業最終日 に泊まってみたいという気持ちがあった。毎年, 燕山荘 は, 勤労感謝の日 の休日を最後に今期の営業を終了するのだが,連休には登山者が多く,燕山荘も 大混雑 になる。特に今年は3連休になり,天気もよかったことから大混雑になったらしい。有明 荘の手前の路肩にもたくさんの車が停まっていた。私たちは,混雑を避けたいという気持ちもあって, この日にした。やはり 有明荘 の宿泊者は少なかった。有明荘も24日の宿泊者をもって営業を終えるという。 ![]() 有明荘の夕食 有明荘は,山の中にあっても山小屋ではなく 「温泉旅館」 だ。温泉はすばらしいし,料理もおいしい。 ![]() 11月24日 朝窓を開けると, 朝日 が山腹を照らし輝いていた。今日はいい天気だ。 ![]() 登山をする場合,車を登山者用駐車場に移動させなければならない。 駐車場 にはたくさんの車が停まっていたが,昨日下山した人も多く,かなり余裕があった。 ![]() 駐車場から15分ほど歩いて 登山口 に着いた。身支度を再度確認していよいよ登山開始。 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット ニット帽はザックの中に入れ頭にはバンダナを巻いた。 6本爪軽アイゼン をザックに入れ, ピッケル はザックに取り付け, ストック 手に持って出発した。 ![]() 登山道 には雪はない。日が当たって暖かいので早速上着を脱いだ。 ![]() ゆっくり歩いたが,45分で 第一ベンチ に着いた。たくさんの人が休憩していたが,多くは下る人で,登る人はほとんどいない。 今日は休日だが,明日は平日だ。 ![]() 足下に 雪 が現れてきた。 凍結 していて滑りやすい。 ![]() 第二ベンチ までは35分。ここまでは快調だ。ここで アイゼン をつけた。 ![]() 雪を被った山が見えてきた。いちばん高いピークが 東天井岳 だ。 ![]() 第三ベンチ までは55分かかった。徐々にペースが落ちてきた。 ![]() 富士見ベンチ まで更に45分。実は,第三ベンチから富士見ベンチまでがもっともつらい登りだ。昨年は ここまでで精も根も尽き果ててしまった。今年もかなり疲れたが,何とか上に行けそうだ。 富士山 が微かに見えたが,やはり写真では確認できなかった。 ![]() 大天井岳 が目に高さになってきた。 ![]() 合戦小屋まで あと10分 ![]() 合戦小屋に近づくと, 傾斜が緩く なる。 ![]() 合戦小屋 今期の営業は終了していた。 ![]() 合戦の頭 に近づくと, 大天井岳に連なる稜線 が見えてくる。 ![]() 合戦の頭 (三角点)のforestさん。背後には 大天井岳から南に延びる稜線 ![]() ここに 槍ヶ岳 が見えるはずなのだが,今日は雲の中 ![]() 燕山荘 が見えてきた。 ![]() 大天井岳 の左に 大天荘 がはっきりと見える。 ![]() 燕岳 には雪がつきにくいのだが,今年は特に雪が少ないように見える。 ![]() ここはまだ 夏道 だ。雪もまだ多くはない。 ![]() 燕山荘 が近づいてきた。行ってみるとそうでもないのだが,ピークの先端に建っているように見 える。 ![]() いよいよ 冬道 だが,雪が少ない。 ![]() 大天井岳 につながる縦走路。 黒い雲 が上空を覆い始めた。予報ではもう少し早く崩れると言っていたのだが,なんとか降らず にいてくれてありがたかった。 ![]() 大天井岳から南に延びる稜線 ![]() 燕山荘 に到着。雲の底が低くなり,高い山の頂は雲の底に飲み込まれてしまっている。 ![]() 笠ヶ岳 の頂も雲の中だ。 ![]() 燕岳 の頂はまだ見えている。今のうちに山頂を踏んでおこうと,ザックを山荘に置いて 山頂 を目指した。ピッケルは止めて,ストックを持って出発した。結局,この山行でピッケル の出番はなかった。 ![]() イルカ岩 にも,まだ雪は着いていない。 ![]() やはり雪は少なく, 夏道 を通って山頂に向かった。 ![]() 山頂標識 はこれだけ。多くの山に見られる 祠 などはここにはない。 ![]() 山頂 から振り返った 燕山荘 ![]() めがね岩 の穴から 燕山荘 が見える。 ![]() 寒さに震えながら, 燕山荘 に戻ってきた。 ![]() 部屋で着替えをしてから,ストーブの点いている 食堂 で,暖まりながら時間をつぶした。いつもならば真っ先にビールと行きたいところなのだ が,今日は寒いのと疲れすぎたのとで呑む気になれない。 ![]() 今夜の 宿泊者 は全部で 7人 。暖めたアルミ缶の 日本酒 をいただいた。やっと身体が温まった。同じテーブルで, 関西から来たという二人連れ と一緒になった。お二人でいろいろな山に登られているという。楽しい話をたくさん聞か せていただいた。特に 野口五郎小屋 のすばらしさを聞いて,行ってみたくなった。 ![]() オーナーの 赤沼さん が,私たち7人のために講話と ホルン演奏 をしてくれた。小屋締め作業でお疲れの所だったと思うのでとても感激した。 ![]() 11月25日 前日暗くなる頃から降り出した雪は,ずっと降り続き, 朝までに山荘付近で15cmほど積もった。 ということで,日の出の写真は撮影できず,おかげさまでゆっくりと寝させてもらった。 朝食もおいしくいただいた。 ![]() 今日は下るだけだから,多少天気が悪くても問題ない。風も予報ほどには強くなく, 危険な状態ではない。玄関の中で身支度をして外に出た。 ![]() 外では,出発が 最後になった私たち を写真に撮るために スタッフ の方が待っていてくれ た。そのときの写真が, 燕山荘スタッフブログに載っている。 (この写真は燕山荘スタッフブログから頂きました。) ![]() 木の枝に雪が付着し,見事な造形美だ。 ![]() これから降りていく 下山路 雪のために,遠くはかすんで見えにくい。 ![]() 合戦小屋 屋根の下に入って,レインウエアーの下を薄いシャツに交換した。下りでもかなり 汗を かいた。 ![]() 積雪量 は,燕山荘周辺より,この辺りの方が多いようだ。 ![]() 雪の載った 木の枝のトンネル。 強い風が吹けば直ぐに落ちてしまう。 ![]() 第一ベンチ 木の枝が茂っているところには雪が積もっていない。 ![]() 登山口の中房温泉まで下ると, 昨夜一緒にお話をさせてもらったお二人 が,先に下山して,温泉に入ってくつろいでいるところだった。燕山荘を出たのは私たち より少し早かっただけなのに,やはりハイスピードだ ![]() 私たちも温泉に入ることにして, 駐車場 まで車を取りに行った。やはり, 駐車場にある車は,私の車と forestさんの車の2台だけだった。 ![]() 中房温泉 で汗を流して暖まり,昼食を食べようと「上条」に向かった。ところが,火曜日は定休日。 仕方なく,穂高駅前の 田舎屋 に行ってソバを食べた。 食後,ここでforestさんと別れ,帰途についた。ほぼ3時間で自宅までたどり着いた。 私の体力と悪天候を心配しての登山だったが,どちらも大きな障害に はならずに下山できて本当に良かった。私の体力については,なんとかこの状態を維持できれば,他 の山にも挑戦できそうなので一安心だった。天候については,実行日が近づくにつれて予報が悪くな り,最悪の場合途中で引き返すことも覚悟していた。しかし,24日については,昼過ぎ頃までは晴 れ間も出る天気で風も弱く登山には快適だった。裏銀座方面の展望が残念だったが,欲を言えばきり がない。25日は,山の上では雪でも下っていけば雨になることは覚悟していた。しかし,第一ベン チの下まで雨にならず,登山口まで下ってきて初めてみぞれになった。これもラッキーだった。山登 りは心配も多く苦しいが,言いようのない達成感はほかでは味わえない。また,行きたくなった。 ページトップへ |