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至 仏 山 2016年(平成28年) 4月30日(土) |
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コース・タイム 宇都宮(5:04) ⇒ 戸倉駐車場(7:03-朝食) 戸倉(8:20) ⇒(乗合タクシー)⇒ 鳩待峠(8:41) 鳩待峠(8:45) → オヤマ沢田代(11:11) → 小至仏(11:51) → 至仏山頂(12:50-55) → 昼食(13:35-14:05) → 鳩待峠(15:44) 鳩待峠(15:50) ⇒(乗合タクシー)⇒ 戸倉(16:25) 戸倉駐車場(16:30) ⇒ 宇都宮(18:30) 同行者 BAKUさん,HIBARIさん |
毎年この時期に,
BAKUさん
たちと
残雪の尾瀬
に出かけている。 昨年は 鳩待から入り,アヤメ平経由で見晴まで行って一泊。翌日尾瀬ヶ原を縦 断して山の鼻から鳩待へ戻ってきた。 今年は, 至仏山 に行こうと, BAKUさん からお誘いがあった。当初は28日に予定していたのだが,天候が優れないと言うことで, 30日に変更になった。 戸倉の駐車場集合8時というので,少し余裕を見て,5時に宇都宮を発った。 日光に向かう途中の 日光道路 から見える 女峰山 は,山頂を雲に隠していた。雲は多めだが,まあまあの天候のようだ。 ![]() いろは坂 を登って,明智平を過ぎ, 明智第2トンネル を抜けたところで,正面奥に 奥白根山 の頂上が見えるのだが,今日は雲の中だった。 ![]() 中禅寺湖畔 からは,対岸に 社山 が見える。雲の量が増えてきた。 ![]() 金精道路 を登っていくと,昨日降った雪が路面に残っている。気温は0℃前後なのだが,ところど ころ凍結している。 ![]() 正面に見える 金精山 の 笈吊岩 も頭をガスの中に隠している。 ![]() 高度が上がると,路面も,殆ど 凍結 しているようになった。私の車は 4駆 で, スタッドレスタイヤ を履いているから,スピードさえ出さなければ安全に走れる。私は毎年,この時期の尾瀬 方面の山行が終わってから 冬タイヤ を 夏タイヤ に交換することにしている。 ![]() 金精トンネル を抜けて 群馬県 に入ると,路面の凍結はなくなったが,昨日降った雪が木の枝に着いていてきれいだ。陽 が昇れば落ちてしまうから,朝のうちだけに見られる景色だ。 ![]() 突然 雨が降ってきた 直ぐに止んだが不安定な天気だ。 ![]() 戸倉の第1駐車場 に着いた。駐車場は,既に7割ほど埋まっていた。 ![]() 戸倉第1駐車場で, BAKUさんHIBARIさん と合流し,乗り合いタクシーで 鳩待峠 に向かった。 今年から, 鳩待峠 の様子が変わった。昨年までバスやタクシーが乗り込んでいた休憩所前の広場が, 車進入禁止 ということで, バスもタクシーも鳩待峠の駐車場までしか入れない こととなった。 駐車場 は,スペースを広げる工事と,出入り口の工事が行われていた。現在はまだ規制外なので, 自家用車もここまで登ってくることができるが,もうじき規制が始まり,そうなると自家用車は登っ てこられなくなる。 ![]() 駐車場 から 鳩待峠 までは,僅かの距離だが歩くことになる。 ![]() 鳩待峠の休憩所 車がいなくなり,すっきりした。 ![]() 大きな ダケカンバ の根本から登山道に入る。 今日の服装はボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット その上にラテラの DUALUXジャケット を着た。頭にはニット帽を被った。靴は冬用の ZAMBELON PERMO で charlet の 12本爪アイゼン をザックに入れた。今日はピッケルは持たず ダブルストック でスタートした。 ![]() 昨日降った雪で, 一面銀世界 眩しい。 ![]() 傾斜が出てきたので アイゼン を付けた。 ![]() 稜線 に架かってた雲が昇っていき,山腹が姿を現した。山頂へは,あの稜線を登っていく。 ![]() 高度が上がるにつれて, 尾瀬ヶ原 が見えてきた。 ![]() ウラジロモミ の背丈も低くなってきた。 ![]() 真っ白な平地は, オヤマ沢田代 うっすらとガスがかかってきた。 ![]() ガスが切れて, 小至仏山 の山頂が見えた。徐々に風が強くなってきた。 ![]() 先行者 が雪の斜面を登っていく。私たちも後に続く。 ![]() 小至仏山 まで来ると,やっと 至仏山 が見える。でも,山頂は手前のピークの陰になっていてここからではまだ見えない。風は ますます強くなってきた。 ![]() 尾瀬ヶ原 もよく見えるようになった。 燧ヶ岳 に懸かっていた雲もとれてきた。 ![]() 急斜面のトラバース 斜面の角度もあり,緊張させられる。 ![]() 雪の斜面 を,トラバース気味に登っていく。 ![]() 至仏山の山頂 は,更にこの奥。 稜線の左側に付けられた夏道 に沿って登っていく。先行者の姿が見える。 ![]() 燧ヶ岳 と 尾瀬ヶ原 が更に良く見えるようになった。実は,昨日まで尾瀬ヶ原には全く雪がなかったそうだ。 昨夜の降雪 でかろうじて白くなったのだという。 ![]() 至仏山 の左には 越後の山 が見える。 ![]() 小至仏山頂 ![]() ここからも,尾根伝いの 夏道 に沿って進んだ。大きな岩がむき出しになっていて歩きにくい。左側から強風が吹き付け, 容赦なく体温を奪っていく。寒い。 ![]() 日本海側から吹き付ける湿った風が創り出した, 樹氷のオブジェ ![]() 振り返って 小至仏山 を見る。右奥は 武尊山 ![]() 至仏山 を形作る特徴的な 「蛇紋岩」 表面の紋様が 蛇の紋様 に似ているという。 ![]() あとひと登りで頂上だ。左からの風が強く,フードを被っていても頬が痛くなる。 ここを登ったところで, シゲピーさん のグループに出会った。彼らは,前日に 竜宮小屋 に宿泊し,今朝,山の鼻から 至仏山 に登り,下山するところだった。彼らはトラバースルートを降りる予定だったので,私た ちがもう少し遅かったならば,出会うことはなかった。 ![]() やっと見ることができた 山頂 には,たくさんの登山者がいる。 ![]() 山頂記念 BAKUさんに撮ってもらった。 ![]() 今年は雪解けが早い。 植物保護 の注意看板があった。 ![]() 時間も過ぎているので,昼食は少し降りたところで摂ることにし,写真を撮り,景色を 堪能したら,さっそく下山にかかった。 下山路 がずっと先まで見える。下山は,上ってきたルートとは別の,東斜面に付けられた トラバースルート を下ることにした。 ![]() 足を滑らせると簡単には止められない。 絶対に足を滑らせたり転倒したりしてはいけない 場所だ。危険はあまり感じない場所なのだが,実はかなり危険な場所なのだ。 ![]() 武尊山 が見える。 「上州武尊」 とも言い,群馬県の名山だ。 ![]() 武尊山 の右には 笠ヶ岳 が見える。ここまで下ってくるとさすがに風も弱くなった。この平らなところで, 遅い昼食タイム とすることにした。 ![]() 時間も過ぎているので,昼食タイムも約30分で切り上げ,下山を再開した。 木の枝には エビノシッポ が発達し,海底の サンゴのようだ ![]() オヤマ沢田代 まで下ってきた。斜めに傾いた大きな標柱には,上下2個所に案内板が打ち付けてある。 積雪期用 と, 無雪期用 だ。無雪期にちょうど良い高さの案内板は,積雪期には雪の下に隠れてしまう。鳩待峠ま ではまだ 3.1kmある。 ![]() 樹木の間から 燧ヶ岳 が見えた。 ![]() 朝は 銀世界 だったところだが,雪が融けて ドロドロ にぬかるんでいる。 ![]() 鳩待峠 に到着 鳩待峠出発からちょうど 7時間で往復した ことになる。 登り4時間,昼食休憩30分,下山2時間30分。 ![]() 駐車場 まで歩いてタクシーに乗る。 ![]() 乗り合いタクシーで 戸倉 まで戻り,ここで BAKUさんHIBARIさんと別れた。 私は,再び 金精峠 を越えて宇都宮に戻った。金精峠も,路面の雪はすっかり融けていた。 疲れたが, BAKUさん の絶妙な先導のおかげで,特に痛いところもなく,楽しく歩くことができた。BAKUさん, HIBARIさんお世話になりました。 ページトップへ |