閉じる |
高 山 2018年(平成30年) 1月15日(月) |
![]() |
コース・タイム 自宅発(6:50) ⇒ 竜頭の滝上駐車場(8:01-朝食) 駐車場(8:42) → 尾根東端(9:27) → 山頂(11:17-昼食-56) → 夏道分岐(13:12) → 駐車場(13:48) 竜頭の滝上駐車場(14:02) ⇒ 自宅(15:03) 同行者 単独 |
今年も,登り初めは
高山
にしようと思っていた。 昨年は,1月3日に高山に登ったのだが,ほとんど雪がなかった。できれば雪歩きがし たかったこともあって,延び延びになっていた。ところが数日前から,寒気がやってきて, 日本海側では大雪になった。 高山でも積雪が予想できたので, 1月15日 に出かけることにした。 宇都宮の自宅を7時少し前に出て,近くのコンビニで朝食と昼食を調達し,日光に向か った。 宇都宮出発の時の気温は 氷点下5℃ かなり冷えた。 ![]() 日光宇都宮道路 (日光バイパス)からは, 日光連山 が青空をバックに輝いていた。 ![]() いろは坂を登って, 第二明智トンネル を抜けるまでは,路面の凍結はなかった。 ![]() トンネルの出口からは,真っ白な 奥白根山 の姿が見えた。 ![]() 中宮祠からは中禅寺湖の対岸に 社山 が美しく輝いている。 ![]() 竜頭の滝上駐車場 に着いた。1台の車が停まっていたが,車の中に人影はなかった。 ![]() 車内で朝食を食べ,身支度をして歩き出した。 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット その上にラテラの DUALUXジャケット を着た。頭にはニット帽を被った。靴は夏用の テクニカ で 軽合金製の14本爪アイゼン を履いて ピッケル を手に持ってスタートした。 ストック は持ってきたのだが,車に置いて出かけた。 スノーシュー は持ってきていなかった。 出発時の気温は,車の車外温度計で 氷点下8℃ だった。 ![]() 歩道には雪が残っていた。 ![]() 登山口からは, しっかりとした踏み跡 が続いていた。この調子ならば,頂上までしっかりしたトレースがあるだろうと予想した のだが・・・ ![]() 登山道は,シカ除けのネットを過ぎてから, 右に回り込んで 右の尾根を越えていく。ここにも足跡は多かった。 ![]() 私はいつも この尾根 を登る。先行者の足跡はない。痩せている部分もあるのだが,開放的で気分の良い尾根だ。 雪は深くない。地面は 固く凍結 し,ピッケルの石突きも刺さらない。 ![]() 尾根上には大きな石もあるので慎重に通過する。 高度感 もあるので,爽快だ。楽しい。 ![]() 私が勝手にそう思っているこのコースの シンボルツリー が出迎えてくれた。ほぼ同じ大きさの2本の木が,根を絡ませて並んで立っている。なん とも微笑ましい。ここまで来れば,もう少しで 主尾根 の東端に登り着く。 ![]() ここが 主尾根の東端 ここまで駐車場から45分かかった。 ![]() 尾根には 雪がほとんど無い。 ![]() ここは,北側の戦場ヶ原からの風が強く,回り込んだ風の影響で, 南側の方が雪が多い ![]() ピークを一つ越えた鞍部で, 夏道 に合流する。ここからは夏道に沿って進む。 ![]() 昨年1月に来たときにできていた ガイドロープ もともと,ルートを外して歩いても大きな危険が無いところなので, 何の目的 で設置されたのか分からない。ルートを外して歩くことで, 自然破壊 が進むのを恐れたのだろうか。 ![]() 日当たりの良いところで小休止。風も弱く,日向は暖かい。ザックに下げた温度計は日 が当たっていたこともあって, 5℃ を示している。 ![]() シャクナゲ は,葉を丸めて寒さに耐えている。花芽は少ないようだ。 ![]() 標識や案内看板 が更新されている。登山者は増えているのだろうか。 ![]() 緩やかにピークを降ったところが,山頂手前の 最終鞍部 ![]() ここから山頂への登りが始まる。ここまでは雪は少なかったのだが,ここからは積雪量 が増える。 雪の付いた急斜面 を一歩一歩登る。 ![]() 右後方に 中禅寺湖 が見える。 ![]() 後方を振り返る このように見ると,意外と痩せ尾根だ。 ![]() 斜面を横断して左側に渡る。このコースで,唯一 雪崩の危険箇所 だ。 積雪量は膝丈くらい。例年は,団体が登ったりしてしっかりとしたトレースができ るのだが,今年は僅かな踏み跡だけ。 ![]() 振り返ると, 男体山,大真名子山,小真名子山, その前に 戦場ヶ原 が見渡せる。 ![]() これは シカの食痕 シカは冬期は麓に降りるのだが,暖冬のためか,最近は奥日光で冬を越す 「越冬シカ」 が増えている。シカは,雪をかき分け,その下の笹を食べる。奥日光のシカの 主食は笹 だ。 ![]() 山頂記念 積雪は10〜20cm程度。駐車場から 2時間半 かった。積雪期としては普通のタイムだ。 ![]() 中禅寺湖 の湖面が陽光を反射し光っている。 ![]() 日当たりの良いところに腰を下ろし,昼食にした。風さえ当たらなければ 暖か だ。 40分ほど休んで下山することにした。高山を西に降り,熊窪から湖畔を歩いて駐車場 に戻ることも考えたのだが,トレースがないとなると,思わぬ苦労を強いられるかもしれない。そこ で,最も楽な方法として, 往路を戻る ことにした。 ![]() まもなく 最終鞍部 ここまで来ればあとは楽だ。 ![]() 夏道分岐 今日は,夏道の状況観察のために 夏道を下る ことにした。 ![]() 足跡は数日前の一人だけ。来た斜面は完全に凍りつき, 急斜面の降り は緊張をさせられた。 ![]() 日当たりの良いところ では,雪は解けている。 ![]() 夏道は尾根の北側なので 概ね日陰 だ。この尾根を越えるとまもなく登山口だ。 ![]() 国道 に出てきた。 ![]() 駐車場 に戻ってきた。車は1台になっていた。 ![]() 後日確認したところ, 気象庁中宮祠観測所 の記録では,8:00の気温は 氷点下5.8℃ 14:00では 0℃ となっていた。中宮祠と戦場ヶ原では標高差が100mほどあり,気温も2度ほど低くな っている。 駐車場出発時の自動車の外気温計が 氷点下8℃ を示していたことから考えても,昼頃の気温は 氷点下2℃ 程度だったと思われる。体感では暖かかったのだが,気温は低かったようだ。 1月初めの高山登山は, 2010年 から始まり, 今年で6回目 になる。積雪期の高山は,私にとってはちょうど良い難易度の山で,今年も十分に楽しむ ことができた。冬期の登山は天気次第で,天国にもなれば地獄にもなる。幸い高山は日帰りのできる 山なので,良い天気を見定めて出かけることができる。 でも,体力の減退は如何ともしがたく,今日も,左足がつりそうになったし,左の股関 節の痛みが出た。体力を維持するために,トレーニングを心がけなければならない。 ページトップへ |