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燕 岳

2018年(平成30年) 11月20日(火)-21日(水)



コース・タイム
11月19日(月)
 自宅(11:00) ⇒ 横川SA(12:39-昼食-57) ⇒ 安曇野IC(14:18) ⇒ 有明荘(15:20-泊)
11月20日(火)
 有明荘(7:57) ⇒ 登山者駐車場(7:59)
  駐車場(8:14)→ 登山口(8:24-31) → 第一ベンチ(9:12-19) → 第二ベンチ(9:55-10:02) → 第三ベンチ(10:45-57) → 富士見ベンチ(11:43-50) → 合戦小屋(12:29-昼食-52) → 合戦ノ頭(13:17-20) → 燕山荘(14:17-25) → 山頂(15:01-08) → 燕山荘(15:48-泊)
11月21日(水)
  燕山荘(7:38) → 合戦ノ頭(8:14-24) → 合戦小屋(8:38-48) → 富士見ベンチ(9:25) → 第三ベンチ(10:07) → 第二ベンチ(10:40) → 第一ベンチ(11:10-23) → 登山口(12:00-06) → 駐車場(12:17)
 駐車場(12:22) ⇒ 有明荘(12:24-入浴-56) ⇒ 上條(13:30-14:25) ⇒ 安曇野IC(14:43) ⇒ 湯ノ丸SA(15:32-44) ⇒ 自宅(17:43) 
同行者
 forest さん

 2010年から毎年,この時期に 燕岳 に登っている。同行者は山友の forest さん。昨年は事情があって登れなかったので,今回で 7回目 だ。今年は天気予報を見定め,20日に登って 燕山荘 に宿泊し,21日に下山することにした。前回と同様に, 有明荘 に前泊することにした。
11月19日(月)
 宇都宮の自宅から有明荘までは約280kmあり,約4時間かかる。そこで,4時に有 明荘に入るために,宇都宮を午前11時に出発し,途中の横川SAで昼食を食べた。
 安曇野IC で高速道路を降り, 中房温泉 に向かう。 有明荘 にはちょうど4時に到着した。 forestさん は既に有明荘に到着していた。
 早速温泉に入り,夕食。生ビールを飲みながら,美味しい料理を頂いた。この日の有明 荘の宿泊者は, 私たちと,徳島から来たという2人連れの合計4人

11月20日(火)
 前夜からの雨が雪になり,周囲は 雪化粧 をした。早朝なので周囲はまだ薄暗い。


 東の空 が赤く焼けた。


 山の稜線 が陽を受けて赤く輝いた。コントラストがありすぎて,写真にはうまく写らない。


 朝食を食べてから宿を出て,車を登山者用駐車場に移動した。 登山者用駐車場 にはかなりの車が停まっていたが満杯と言うほどではない。
 身支度をしていよいよ出発。今日の靴は, 靴は夏用の TECNICA を履いた。ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ  トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ ダクロンの 長袖シャツ  頭には夏用のハットを被った。 チェーンアイゼン をザックに入れ, ストック 手に持った。今日は ピッケル は持たなかった。
 対岸の斜面には,昨夜降った雪が木の枝に付き,朝日を受けて キラキラ と輝いていた。


 第一ベンチ まで約40分。雪が無いので,当然ながら夏時間の標準タイムだ。


 今日は,先導の forestさん が,特にスローでリードしてくれた。おかげで,今までの燕岳登山の中で最も楽に登るこ とができた。スローだった分,時間が多く掛かったかというと,けしてそうではなかった。駐車場か ら燕山荘までの時間は, 一昨年と同じ だった。
 昨夜降った雪が木に積もり, クリスマスツリー のようだ。


 第二ベンチ までさらに45分。これも夏時間の標準タイムだ。


 見晴しポイント に着いたが,ガスで何も見えない。


 第二ベンチから 第三ベンチ までが最も長いが,ここも45分で登り切った。足下が滑るようになったので,チェーン アイゼンを着けた。


 足下に が残るようになった。


 第三ベンチから 富士見ベンチ までが,一番辛いところだ。ここも45分で登った。


 今日も, 富士見ベンチ からは富士山は見えなかった。
 富士見ベンチ から少し登ると見晴しが良くなる。 横通岳 が見えた。


 大天井岳 大天荘 が見えてきた。とても近くに見える。


 富士見ベンチから40分で 合戦小屋 に着いた。この時期の合戦小屋の営業は, 土日祝日 のみだ。雪が降ると片付けられるベンチも,まだ外に置かれていた。ベンチに腰を下ろし, おむすびを2個食べて昼食とした。


 トイレ が改築され新しくなっていた。赤い実は ナナカマド 


 合戦小屋から25分ほど登ると 三角点(合戦ノ頭) に着く。森林限界を越えるので,ここからは見晴しが良くなる。


 ここから見える 槍ヶ岳 が絶景なのだが,今日は雲の中でその姿を見せてはくれない。


 近くにいた人にカメラのシャッターを押してもらった。forestさんとのツーショットは 少ないので貴重な写真だ。背後に 燕山荘と燕岳 が見える。


 燕山荘 は近くに見えるが,燕山荘まではまだ 1時間 かかる。


 燕岳から奥北燕の稜線


 槍ヶ岳 はまだ雲に中だ。


 鎖場 にも雪は付いていない。注意深く歩けば,アイゼン無しでも歩ける。


 山のてっぺんに建ててあるように見える 燕山荘


 燕山荘 に向かって,なだらかな 夏道 を登っていく。


 燕山荘 に到着。駐車場から,休憩を含めて6時間3分だった。
 受付だけして,荷物を預け, 山頂 に向かった。


 山頂にも, 雪はほとんど見えない。  ここまで着けてきたチェーンアイゼンを外して山頂に向かった。


 さすがに 山頂 は風も強く寒い。 この写真はforestさんに頂いた。


 槍ヶ岳 の頂が顔を出した。


 燕山荘 を振り返ると,背後に 常念岳 が大きい。


 北方には 餓鬼岳


 北燕岳


 しばらく景色を楽しんで,山頂を後にした。  イルカ岩と燕山荘


 山荘に戻る頃には, 槍ヶ岳 に架かっていた雲もほとんど取れ, 光条 を引いていた。


 山荘に戻り,着替えをして休憩した。談話室で生ビールを飲んで過ごした後,日没を見 に外に出た。 槍ヶ岳 がきれいなシルエットを見せていた。


 空があまり焼けなかったので, 燕岳 も色づかない。


 満月3日前の月 が,東の空に輝いていた。


 夕食 は17時30分から。2杯目の生ビールを手に,席に着いた。用意された夕食の数は 23席  今日の宿泊者はほぼこの数。自炊者もいるし,テント泊者が夕食だけ食べることもある ので,正確には分からない。


11月21日
 朝食 は5時50分から。今日の 日の出 は6時30分頃なので,朝食を食べてからでも日の出の撮影は間に合う。
 夜景の撮影をしたかったので,朝食の前に外に出て写真を撮った。まだかなり暗かった が,東の空が赤くなり始めていた。正面の山脈は 八ヶ岳 ,目の下の灯りは 穂高町


 八ヶ岳 の右には 富士山 ,そしてその右には 南アルプス の山々が。


 朝食 を終えて外に出ると,周囲はかなり明るくなっていた。 燕岳 の姿もはっきり見えるようになり,その左奥には立山の 雄山 龍王岳 が見える。


 槍ヶ岳 にも朝日が当たり,少しだけ色づいた。


 燕山荘 の前には,たくさんの人が日の出を待っていた。


 ヘリポートに移動して, 富士山 南アルプス のシルエットを写真に収めた。


 鹿島槍ヶ岳 の双耳峰にも朝日が当たり,雪の斜面が赤味を帯びた。


 部屋に戻り,身支度をし,下山の準備をした。
 外に出て,改めて パノラマ写真 を撮った。 写真をクリックすると,山名入りの大きな写真が見られます。



 下山の前に 「山男」 の前で記念撮影。


 小屋の前から テント場 を見下ろす。昨夜は 4〜5張り 程度だったようだ。私には,テントを担ぎ上げる自信も無いが,寒さに耐える自信も無い。


 少し降りてきて 振り返った 。この日の夜に再び降雪があり,次の日から冬路に切り替えたという。


 これ以上下ってしまうと, 槍ヶ岳から穂高岳への稜線 が見えなくなってしまうので,本日名残の一枚。


 燕山荘から 4時間20分 で登山口まで降りてきた。この山は,登るのが大変な山だが,下るのも大変だ。


 駐車場に戻ってきたのは 12時17分


 有明荘 では,宿泊客には,下山後の入浴をサービスしている。せっかくだから,汗を流してから, 穂高町の 「上條」 でソバを食べた。
 ここで ,forestさん と別れ,自宅を目指した。
 forestさん,お世話になりました。また来年も来られるよう頑張り ます。

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