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庵 滝 ・ 高 山 2019年(平成31年) 2月18日(月) |
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コース・タイム 自宅(6:30) ⇒ 竜頭の滝上駐車場(7:25-朝食) 駐車場(7:50) → 石楠花橋(8:02) → 小田代(8:44-57) → 滝入口(9:10-15) → 庵滝(10:18-32) → 滝入口(11:00) → 小田代(11:13-25) → 高山入口(11:42) → 休憩(12:05-21) → 高山頂上(13:28-昼食-52) → 駐車場(15:21) 竜頭の滝上駐車場(15:30) ⇒ 自宅(16:45) 同行者 単独 |
天気予報が好天を告げている。
奥日光は,日本海側の雲が県境を越えてやってくるので,関東地方が好天でも,雪雲に覆
われることが多い。ところが今日は,本州中央部が
大きな高気圧
にスッポリと覆われるので,奥日光の天気も良くなることは間違いない。 12月に 社山 にいったときには,日光バイパスを走っているときに日が昇り,バックミラーに陽が当た ったのだが,季節とともに日の出の時間は徐々に早くなってきた。 自宅を出発した時刻はほぼ同じだったのに,今日は,宇都宮市内を走っている車の窓に 朝日 が射してきた。 ![]() 日光バイパス を走っていると,正面に 日光連山 がくっきりと見えてきた。空気の澄んでいる冬季でも,こんなにすっきりと見えることは 少ない。 ![]() いろは坂を登り, 中禅寺湖畔 まで来ると,対岸に 社山 のきれいな姿が見える。雪の残っているうちに,もう一度くらい登りたい。 ![]() 庵滝に行く場合, 赤沼茶屋 の駐車場に車を置くのが普通なのだが,今日は 竜頭滝上駐車場 に置くことにした。距離的にはあまり変わらない。あとで述べるが,それにはもう一つ訳 があった。 ![]() 車の中で朝食を食べ,身支度をして出発した 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット その上に UNCO&BORORジャケット を着て,頭には夏用のハットを被った。 靴は夏用の テクニカ ザックの中に 6本爪アイゼン を持ち ストック はザックに取り付けてスタートした。 ![]() 竜頭橋 の手前から, 湯川 にそって 石楠花橋 を目指した。凍結した路面を雪が薄く覆っているが,アイゼンが必要なほどではない。 ![]() 石楠花橋 で車道に出た。日当たりが良いので,路面の雪はほぼ解けている。 ![]() 春の日差しが燦々と降りそそぐ。風も無く暖かい。 ジャケットを脱い だが,寒くはない。この後,駐車場に戻るまでジャケットの出番はなかった。 ![]() 幕張峠 を越えて 小田代原 に近づくと,路面が山の陰になって陽が射さないため,雪が残り凍結している。轍を歩く と滑るが,道路の端を歩けば滑ることはない。 ![]() 小田代原 も,半分はまだ日陰だ。正面奥の真っ白な稜線が 白根隠山 で,今日目指す 庵滝 は,そこから下る 庵沢 に懸かっている。 ![]() 小田代原 の奥には, 山王帽子山 を背景に 貴婦人 が気品のある姿ですっきりと立っている。 ![]() 小田代休憩所 に昨年完成したトイレは,冬季閉鎖中だ。 ![]() 昨日,FBで, もし同行希望者がいたら,小田代で落ち合おうと声をかけた。 念のため9時まで待っていたが,だれも来なかったので出発した。 休憩所から少し登って 弓張峠 を越え,道なりに下ったところが, 庵滝の入口 だ。 ![]() 数年前まで,この奥には 独立行政法人国立環境研究所 の観測所があり,そこまでは車道が通じていた。観測所が撤去され,車道も 森林復帰 のために カラマツの幼樹 が植えられた。 ![]() ここまではアイゼンをつけずに歩いてきたが,ここで 6本爪のアイゼン をつけた。 アイゼンをつけている間に3人連れの後続者が追い抜いて行った。 旧入口の少し先から,トレースにしたがって右側の樹林に入る。少し歩くと,開けた場 所に出て,正面に V字形の谷 が見えてきた。 庵滝 はあの奥にある。 しっかり過ぎるほどのトレースがあり,ちょっと物足りなさは感じるが,歩きやすい。 トレースがあることを想定してスノーシューは持ってこなかった。 ![]() 入口から約1時間で 庵滝 に到着した。 ![]() 時期的には少し遅い のだが,まだ十分に美しい。 ![]() 緻密な彫刻のような氷柱 に,陽光が当たって輝いている。 ![]() 氷のカーテン の裏側に入ってみた。 ![]() 今日は,帰路に寄って行きたいところがあるので,長居をせずに帰途についた。 今日出会ったのは,途中で追い抜いていった 3人 と,滝にいるときに到着した 1人 帰路ですれ違った 3人 を合わせて 7人 だった。 滝から市道まで 30分 さらに小田代休憩所まで 15分 かかった。休憩所で休憩し, FB に庵滝の写真をアップした。 ![]() 再び往路の車道を戻り, 高山入口 を右に折れて 高山 に向かった。 今日は,もし 時間と体力に余裕があった ら,高山に登りたいと思っていた。 ![]() 無名峠 に向かう道は,10cmほどの積雪があるが,足が潜ることは無く,歩きやすい。緩い上 り坂が続き,意外と疲れる。 空腹 に耐えられず,無名峠の手前で休憩し,おむすびを1個食べた。 ![]() 無名峠 は日当たりが良く,雪は解けていた。 ![]() 状況によっては,ここから 熊窪 に下がって,湖畔を通って 菖蒲ヶ浜 に戻ることも考えていたのだが,ルートの状態も良いので, 高山に登ることにした。 登山道には 鎖場 もあるのだが,雪は少なく危険は無い。 斜面を直登することも考えたのだが,今日はピッケルを持ってこなかったので,危険を 冒さず,夏道を辿ることにした。 ![]() 無名峠から50分 で山頂に着いた。 ![]() 山頂で自宅に電話した後,持参したお湯で卵スープを入れ,おむすびを1個食べた。 今日は時間が過ぎているので長居をせずに下山にかかった。冬の太陽は傾くのが早く, 午後2時ともなると, 太陽の高度はかなり低く感じる ![]() 主尾根を下ってきたが,雪はかなり解け,土の部分と半々程度だ。 前回と同じく, ここから左に折れ,夏道を下った 途中,雪崩の危険のある箇所があるのだが,雪はほとんど解けているので,その危険は 無かった。 ![]() 山頂から1時間半ほどで竜頭の滝まで下ってきた。 竜頭橋 の正面には 男体山 がどっしりと構えている。 ![]() 朝7時50分に駐車場を出て, 7時間半かけて1周 してきた。今日は 快晴無風 で,申し分の無い良い天気だった。 気温も,出発時には 氷点下4℃ だったが,徐々に気温が上がり,帰着時には 3℃ になっていた。汗かきの私にとっては,衣服による体温調節が大変だったが,楽しく歩く ことができた。 実は,竜頭滝上駐車場に車を停めたのは,帰路に高山に登りたいという考えがあったか らだ。予定通りのコースを歩くことができて大満足だった。 |