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高 山 2022年(令和4年) 3月 4日(金) |
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コース・タイム 宇都宮自宅(6:30) ⇒ 竜頭の滝上P(7:26) 駐車場(8:04) → 斜面下(8:50) → 尾根上(9:23) → 夏道分岐(9:33) → 引き返し点(10:20-昼食-50) → 夏道分岐(11:30) → 尾根東端(11:52) → 谷へ(12:44) → 登山口(13:16) → 駐車場(13:20) 駐車場(13:38) ⇒ 宇都宮(14:50) 同行者 単独 |
ちょうど
1年前
の3月4日に
高山
に登った。これが昨年の登り初めだったのだが,雪が少なく,少し物足りなさを感じてい
た。今年は,雪が多く,宇都宮から見た男体山も,
薙
の白さが目立つ。先週,
古賀志山
に登り,足の感覚が戻ってきたので,社山は無理にしても,高山には登れるだろうと考え
た。 日光道路 を走っていると,正面に 男体山 が見えた。 薙 の白さが目立っている。 ![]() 更に進むと, 女峰山 がはっきりと見えてくる。やはり雪は多い。 ![]() いろは坂の 第二明智トンネル を出たところで見える 奥白根山 も真っ白だ。 ![]() 中禅寺湖畔 から,たっぷりと雪を被った 社山 が見えた。登りたいが,今の私の体力では無理だろう。それにしても良い天気だ。 ![]() 竜頭の滝上駐車場 に着いた。停まっている車はない。車の中で,朝食を食べ,身支度をした。 ![]() 今日の服装は,ボトムは CWX に 冬用のトレッキングパンツ 。トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ に同じファイントラックの ドラウトタフアルパインロング を着て,モンベルの クリマブロックロッシュジャケット を着た。上には,ウインドブレーカーを着, 頭には夏用のハットを被った。靴は夏用の TECNICA で,6本爪の軽アイゼンを付けた。昨年はストックで登ったのだが,今日はピッケルを使 うことにした。 ![]() 準備をしている間に一台の車がやってきた。大きなカメラを持って出かけていった。 戦場ヶ原 にでも行くのだろうか。 ![]() 登山口 からは,かなりしっかりした トレース がついていた。これならば,あまり苦労をせずに歩けるだろうと考えたのだが,それは甘 かった。 ![]() いつものように, 東に延びた尾根を直登 して,東稜の東端に出ようと思っていたのだが,見たところ,雪がかなり深い。当然足跡 はない。そこで,急遽 予定を変更 して,夏道を途中まで行って, 北側から尾根に出る ことにした。 2006年に ,妻と一緒に上ったルートだ。 ところが,その取り付き点までの平坦路の歩きが辛かった。トレースはあるのだが,踏 み跡を外すと, 膝上まで潜る。 風が足跡を消してしまい,分かりづらい。何度も踏み抜きながら,もなんとか登り口まで たどり着いた。 この尾根 を登る。この尾根は,多分,2006年に妻と一緒に登った尾根だ。少ないが踏み跡もあ る。 ![]() 意外と登りやすい。 ![]() 高山は シャクナゲ が有名だが,厳冬期は葉を丸めて寒さに耐えている。 ![]() 振り返ると,戦場ヶ原の向こうに 太郎山 が聳えている。 ![]() 約30分で 尾根の上 に出た。吹きだまり以外は,積雪量は少ない。 ![]() 尾根を歩いて, 夏道の合流点 に着いた。雪の少ないところを選んで歩くのだが,雪の上を歩かなければならないところ もあり,そこは足が潜る。 ![]() 風の通るところは,雪は少ない。 ![]() トレース はあるのだが,固まってはいないので, 足は潜る。 ![]() 良い天気 だ。風の当たらない所は暖かい。 ![]() 踏み抜き を繰り返し,かなり 足が疲れた 今日は,帰途も苦労が予想されるところなので,余力を残しここで引き返すことにした。 ![]() 横になった丸太に腰を下ろし,早めの昼食にした。樹間に 中禅寺湖 が見える。 ![]() 30分ほど休憩して,下山を開始した。 ![]() 主尾根 を東端まで進み,ここから斜面を降り始めた。 ![]() この尾根の上部は,傾斜が急だが,尾根ははっきりしておらず,雪の少なそうな所を選 んで降り始まった。ところどころ 四つん這い になり,後ろ向きに降りた。降りながら正面を見ると男体山が輝いていた。 ![]() 尾根が狭まり,尾根がはっきりしてくるところに,この シンボリックツリー がある。この先は痩せ尾根になるので,安全のために, 谷に下って 谷を下ることにした。 ![]() 尾根より,谷の方が 雪が深い ことは分かっていたのだが,予想以上に深かった。四つん這いになり,後ろ向きで一歩ず つ下っていったが,一足ごとに腰まで潜る。 ラッセル 状態だ。降りのラッセルを体験するのは初めてだった。気はせくが,なかなか先に進めな い。体力を消耗し,雪まみれになり, シカネット まで下ってきた。もう二度と経験したくない降りだった。 ![]() 竜頭橋まで来ると,正面に 男体山 が,雲一つない青空に浮かんでいた。 ![]() 駐車場 に戻ってきた。でかけたときとは別の車が1台停まっていた。 ![]() 今日は, 深い雪 に苦労させられたが, スノーシュー を使うのも一つの方法だった。 降りの急斜面 でスノーシューが機能したかどうかは疑問だが,少なくとも 緩斜面 では効果があったと思う。とにかく, 踏み抜き は,時間と体力を激しく消費するから,多少の歩きづらさは辛抱しても,スノーシューを 使うべきだったかもしれない。 |