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戦場ヶ原 2023年(令和5年) 3月8日(水) |
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コース・タイム 3/8 宇都宮自宅(11:10) ⇒ 赤沼駐車場(12:27) 駐車場(12:37) → ベンチ(13:24-昼食-14:07) → 駐車場(14:48) 駐車場(15:00) ⇒ 休暇村日光湯元(15:10) 3/9 休暇村日光湯元(9:31) ⇒ 歌ヶ浜駐車場(9:48−52)⇒ 自宅(11:00) 同行者 妻 |
コロナ禍
も少し落ち着いてきたようなので,
日光湯元
の休暇村に宿を予約した。
全国旅行支援
で,一人3000円引きとなり,2000円の買い物券がもらえるので,かなりお得な感じだ。でも,
コロナ禍以前と比べると,宿泊料金が,そのくらい値上げになっているので,負担額はあまり変わらな
い。 今日は春のような良い天気なので, 戦場ヶ原 を少し歩いてから宿に入ることにした。 いろは坂の 第二明智トンネル を出たところからは,真っ白な 奥白根山 が見えた。まだ,雪はたっぷりとあるようだ。 ![]() 中禅寺湖畔 からは, 社山 がよく見える。しかし,春のような陽気で水蒸気が多いためか,または黄砂が飛んできている のか,霞んでいる。残雪期の社山は素晴らしいのだが,今の私の体力では,登る自信は無い。 ![]() 赤沼駐車場 に着いた。例年は4月にならないと開場しないのだが,今年は 試験的運用 と言うことで,3月初めから 一部の開放 が行われている。背後に見える 男体山 も雪解けは進んでいる。 ![]() 望遠レンズで 山頂 を覗くと,沢筋にはまだ雪がたくさんあるようだが,日当たりの良いところでは雪が解けて いる。 ![]() 赤沼の 自然情報センター も,まだ冬期閉鎖中だ。隣の 公衆トイレ もまだ扉を閉じている。 ![]() ここからは, 奥白根山の山頂 が見える。あの尖っているところが山頂だ。山頂の岩場には雪は付いていない。 ![]() 赤沼茶屋 の向かい側にある 公衆トイレ で用を済ませ,歩き始めた。歩道は踏み固められ,大部分は完全な氷盤になっている。日当た りの良いところでは,シャーベット状になっているところもある。 ![]() 踏み固められた氷の上に,解けた水が浮かび 水たまり になっている。帰路,ここで,見事にすってんころりんをやってしまった。 ![]() 小田代 へ向かう道から右に折れ, 戦場ヶ原 へ向かった。ここも,水は浮いていないが,完全につるつるだ。私が今履いている靴は, 2016年5月に新調した TECNICA ACONCAGUA GTX という夏用の靴で,靴底は柔らかで,尾瀬の木道歩きにはもってこいの靴なのだが,6年も使 っていると靴底の山は減り,滑り易くなっている。雪の上は十分に注意して歩いた。 ![]() 戦場ヶ原 に入ってすぐのところに,記念撮影用の ひな壇 がある。 ![]() 太郎山 がきれいだ。山頂直下の お花畑 には,雪解けの一時期だけ水が溜まるという。そろそろなのだろうが,私はまだ見たことが ない。 ![]() シラカンバ と ダケカンバ の棲み分け高度はこの付近では標高 1500m 付近と言われている。戦場ヶ原の高度は1400mなので,それから判断すると,これは シラカンバ か。 ![]() 日当たりのよい ベンチ に腰を下ろし,昼食にした。コンビニで買ってきたおむすびを食べ,サーモスに入れてきた お湯でコーヒーを飲んだ。歩いているハイカーはいなく, 静かな戦場ヶ原 を独り占めできた。 ![]() 宿のチェックインは 午後3時 なので,それに合わせ,帰途についた。今日は,ハイカーはいなかったが,大砲のような大 きなレンズを装着したカメラを構えた, 野鳥撮影のカメラマン がたくさんいた。私も,持ってきた コンパクトデジカメ で,目の前の木に止まった小鳥を撮影してみた。頭に飾り羽があり,尾の先端が黄色なので, これは キレンジャク だ。 ![]() 赤沼に戻る手前の歩道上に,氷の上に水の溜まった,直径3mほどの水たまりがある。往路 では,避けて,その縁を歩いたのだが,帰路では,大丈夫だろうと高をくくって横断しようとした。水た まりに一歩足を踏み入れ,二歩目を出そうとした瞬間,足がすくわれ,見事に転倒。顔面から水たまりに 倒れ込んだ。周りに人もいたので恥ずかしく,すぐに起き上がろうとしたのだが,足が定まらずなかなか 立てない。やっと立てたと思ったら,再び足が滑って前向きに転倒。今度は顔面を氷に強打。メガネが当 たって,眉間が切れ,出血。さすがに覚悟を決め,四つん這いで少しずつ横に移動し,水たまりから抜け たところで立ち上がった。通りかかった人が見かねて手を貸してくれた。眉間の傷は,ティッシュで押さ えたが,シャツもズボンもびしょ濡れ。でも恥ずかしいのが先に立って,寒さは感じなかった。最近の登 山ウエアは良くできていて,たとえ濡れても,体温が維持されるようになっており,少し経つと濡れてい るのが気にならないくらいになった。 この日着ていたウエアは,ボトムは CWXにモンベルのインスレイションパンツ,トップは, ファイントラックのフラッドスキンメッシュシャツに同じファイントラックのドラウトタフアルパインロ ングを着て,ダクロン製の長袖シャツを着ていた。モンベルのインスレイションパンツは防水性能が良く, 内部に水の浸入は無かった。また,フラッドスキンメッシュシャツ 吸湿拡散性に優れ,肌に濡れ感を与 えない。 赤沼車庫に戻り,湯元の宿に向けて車を進めた。 ![]() 15時少し過ぎには部屋に入り,濡れた衣服を着替えた。濡れた衣服は,部屋にかけて置い たら,翌朝までには,完全に乾いた。 翌日は,ゆっくりと宿を発って,真っ直ぐ我が家に帰った。 ハプニングはあったが,楽しい奥日光だった。 |