閉じる
庵 滝 秘 氷 瀑

2018年(平成30年) 2月12日(月/振)


コース・タイム
 自宅発(6:00) ⇒ 歌が浜(6:45) ⇒ 赤沼茶屋(7:00)
   駐車場(8:06) → 小田代原(9:07−21) → 庵滝(10:38−42) → 緑沢分岐(10:50) → 無名滝(11:22−32) →
 → 合流点(昼食11:51-12:10) → 市道1002号(12:42) → 小田代原(12:55−13:05) → 駐車場(14:02)
 赤沼茶屋(14:15) ⇒ 自宅(15:27)

同行者
   BAKUさん,HIBARIさん,ドラ吉さん

 BAKUさんから,スノーハイキングのお誘いがあった。昨年は1月28日に 刈込湖に行ったのだが,今年は 庵滝に行くことにした。 県営赤沼駐車場は冬期閉鎖中なので, 赤沼茶屋 の駐車場に8時集合と言うことなった。余裕を見て,6時に宇都宮の自宅を出たが,まだ空は暗く,東の空には 新月4日前の細い月が掛かっていた。
 日光道路の清滝出口 辺りまで来ると,やっと空が明るくなった。


  いろは坂 を登っていくと,太陽が顔を出し,バックミラーに写った。

 いろは坂は完全に除雪され,路面は乾いている。
 気温は,宇都宮で−1℃, 馬返しで−3℃だった。あまり冷えていない。


 集合時刻にはまだ余裕があるので,歌が浜 に寄り道した。
 対岸の社山 には陽が当たり始めた。今日の社山は雪がたっぷりとあるようだ。雪があるうちにまた登りたい。


 奥白根山を探したが,今日は見えなかった。


 男体山も裾野には日が当たっているが,頂上付近は 雪が舞っているようだ。


 名物の「しぶきつらら 」はできていなかった。


 歌が浜を後にして 赤沼 に向かった。この時期は,赤沼の県営駐車場 は冬期閉鎖中なので,赤沼茶屋の駐車場 に停めさせてもらう。赤沼茶屋も冬期休業中だ。赤沼の気温は −9℃。
 車の中で朝食を食べ,身支度をしてBAKUさんたちの到着を待った。

 今日の服装は,ボトムはCWX にモンベルの インスレイションパンツ,トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツにモンベルの クリマブロックロッシュジャケット。その上にラテラの DUALUXジャケット を着た。頭にはニット帽を被った。今日の靴は,冬用の ZAMBELON PERMOで,6本刃の 軽アイゼンを履いた。 ストックは1本を手に持ち,1本をザックに取り付けた。念のため スノーシューを持ったが,今日は出番はなかった。

 まもなくBAKUさんも, HIBARIさんドラ吉さん と一緒に到着した。

 赤沼茶屋の駐車場に停められるのは 13〜14台。停められない車は,県営駐車場に向かう道路の 路肩に停めることになる。


 戦場ヶ原の北側には,三岳 が見える。最も左のピークが三角点峰だ。
   2007年の2月17日に三角点峰まで登ったことがある。 ⇒レポ


 林間のルートはしっかりと踏み固められて舗装道路 のようだ。アイゼンの歯が気持ちよく食い込む。


 小田代原 車道 (市道1002号)に出る。この道路は,冬期も一般車は入れない。管理用の車のために除雪はされている。


 小田代休憩所に一昨年完成した トイレも今は冬期閉鎖中
 今まで気づかなかったが,Free WiFi  が使えるようになっていた。しかし現在は冬期停止中



 小田代の休憩所で休憩して,弓張り峠 に向かった。峠を越えたところは,風が強くて雪が積もりにくい上に日当たりが良いので, 路面の雪が解け,舗装面が出ていた。


 市道1002号が大きく左にカーブするところから,山道 に入る。入り口には門があったのだが,何も無くなっていた。代わって  雪山事故「注意」  という掲示板が有ったのだが,その文面に首をかしげた。 「 冬季は怪我人やバスの乗り遅れが増加します。 携帯電話の電波が届きません。 山岳ガイド推奨 」 というものだが,まず,誰が立てた看板なのだろうか。 「山岳ガイド推奨」 というのは「山岳ガイドの有志」という意味なのかな?  怪我人が増加する というのは分かるが,バスの乗り遅れが増加する というのは意味不明。もともと冬季はここのバスは運休しており,遅れる云々の問題では無い。



   かつて有った入り口のモニュメント





 この奥に気象観測施設 があり,そこに通じる立派な道路ができている。


 ところが,その気象観測施設 が撤去され,建物もすべて取り壊されていた。その跡が広場のようになっていた。



 かつてあった気象観測施設
 どこかの宗教団体の施設かと見紛う建物だが,国有地の借り受けに関する表示が出ていた。借受人は「 独立行政法人国立環境研究所 」となっていた。屋外に気象観測用の機器が見えるが,それ以上の詳しいことは分からない。




 特徴的なV字谷が見えてきた。 あの谷に 庵滝がある。


 庵滝 が見えてきた。右滝と左滝の2ブロックに分かれている。


 右ブロックが庵滝の本滝

 今日は休日でもあり,多くのハイカーで混雑するだろうと思っていたのだが, 時間が早いためかハイカーの数は意外と少なかった
 団体が来ていないのでそう思えたのかもしれない。

 左ブロックの滝は裏側に入れる。氷のカーテン が美しい。


 右ブロックの氷は繊細な彫刻 のようだ。


 今日は,秘密の滝 に行こうとしていたので,早々に庵滝を後にした。
場所は,緑沢の方にあることは分かっていたのだが,詳しい位置は分かっていなかった。 ネットから得た情報によると,トレースがあるようなので,トレースを確認しながら進んでいくことにした。

往路を戻りながら,来るときに確認していた左に分かれていくトレースに入った。 緑沢に沿って進んでいくが,メインのトレースは, 緑沢本流を離れ,右側に進んでいく。
 これが外山沢で,まもなく 小さな流れを渡るが,この辺りからトレースが薄くなった。
 正面には,雪の壁 が立ち塞がっている。越えられるのか多少不安になったが,雪が締まっているので, 雪崩の危険は無いと判断して先に進むことにした。
 慎重にトレースを探して進んでいったが,更に雪面の傾斜が増し,雪面を キックステップで登っていった。
 しかし,なかなかそれらしいものが見えてこない。


 分岐から30分ほど登ったところで,氷瀑 が見えてきた。冬期は汗をかかない登りが理想なのだが,急な登りで,しっかり汗をかいてしまった。


 アイスクライマーが1チーム 氷瀑に取り付いていた。他にはハイカーなどはいない。


 氷瀑の規模としては庵滝 より小さいが,まさに 秘境の氷瀑だ。


 左の岩を巻くことでトップロープもとれそうな所だが, スクリューでビレイを取っているところ を見ると,ここを登ったらしい。


 この滝は,外山沢にある滝なので「 外山滝 」と呼べば良いと思うのだが,簡単にはいかない事情があるようだ。
 庵沢には5つの滝があり,地形図では一番奥の F5の位置に「庵滝 」と表示があるが,一般的には,最も手前のF1 庵滝と呼んでいる。そのときには, F5を「外山滝 」と呼んでいるのだそうだ。 (奥村隆志著「日光四十八滝を歩く」随想舎) 地形図の次の版ではどうなるか興味がある。

 腹も空いてきたので戻ることにした。降ってみると,改めて 急傾斜に驚く。


 庵滝へ行く道との合流点まで戻って昼食 にした。帰路が長いので,20分ほどで昼食を切り上げ,歩き出した。30分ほどで 車道(市道1002号)に出た。


 鹿よけの電気柵の向こうに小田代原 が広がっている。中央奥に貴婦人 が静かに佇んでいる。


 除雪車が積み上げた雪の壁の向こうに小田代原 が見える。


 貴婦人 も高齢となり,その残された生命力のすべてで寒さに耐えている。また雪が舞ってきた。


 赤沼 に戻ってきた。小田代からちょうど1時間かかった。


 駐車場の車はまだ減ってはいない。私たちは,早い帰着なのだろう。でも,山は(特に冬期) 早立ち早着きが鉄則だからこれでいい。

 今日は,午前中は日の差す時間もあったのだが,昼頃から雲が多くなり,ときどき雪も降き掛けた。
 駐車場に戻ったときの車外温度計は−6℃ を示していた。

 この日の中宮祠観測所 のデータでは, 8時:−8.6℃ 14時:−6.3℃ だった。
 風が弱まったときには暖かさも感じたのだが,頬に当たる風が痛く,凍傷になるかもしれないと心配した。

 今日は,気心の知れた素敵な仲間と,奥日光の氷瀑を訪れることができ嬉しかった。 特に,秘密の氷瀑を見ることができ大満足だ。
 BAKUさん,HIBARIさん,ドラ吉さん,お世話になりました。ありがとうございました。

 ページトップへ