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アズマシャクナゲ
東石楠花
ツツジ科 ツツジ属

 本州(山形県,福島県,一部宮城県,関東,中部)に分布し,山地上部から亜高山帯の林 内に生育する常緑低木で,丈は2〜3mになる。
 茎の先端についた花芽から10個前後の淡紅色の花を開く。
 葉は,長さ5〜15cmで厚く,表面は光沢があり,裏には淡褐色の真綿状の軟毛が密生 する。葉の基部はくさび形。花冠は5裂し,蕾のときは紅色で咲くと淡紅色になる。
 近縁の ハクサンシャクナゲとは,生育する高度で住み分けているが,厳密ではない。
 ハクサンシャクナゲ では,葉の基部が心形または円形なのに対し, アズマシャクナゲ ではくさび形になっているので区別できる。詳しくは ハクサンシャクナゲ の項を参照


 2010.05.29 奥日光高山


 2008.06.01 奥日光黒檜岳


 2007.05.26 奥日光高山