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チョウノスケソウ
長之助草
バラ科 チョウノスケソウ属

 本州(北アルプス,八ヶ岳,木曽駒ヶ岳,南アルプス),北海道に分布し,高山の風衝 地に生育する落葉低木。茎はほふく性で,枝先に花を1個つける。
 花びらは8枚で,花の大きさは20〜25mm。花の色は白〜帯黄白色で, チングルマ に似ているが,チングルマでは花びらは5枚。
 花後はチングルマによく似た綿毛になる。葉の形に特徴があり,チングルマと見間違う ことはない。
 葉は,だ円形で縁は波形。葉の裏には綿毛が生えている。
 名前は,明治の中頃,ロシアの植物学者 マキシモービッチ の助手として本種を発見した 須川長之助 にちなんで付けられた。
 花期は6〜8月とやや早く,夏山シーズンでは,花が終わってしまって,見られないこ とも多い。


 2018.06.13 八ヶ岳 横岳


 2016.06.18 八ヶ岳 横岳


 2009.07.23 水晶岳


 2005.08.28 八ヶ岳 横岳