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マツムシソウ
松虫草

マツムシソウ科 マツムシソウ属

 ほぼ全国に分布し,山地の草原などに生育する。夏の終わりから秋の高原を代表する花。 茎の高さは50〜90cm。
 たくさんの小花が集まって1つの花のように見える。外側の花の花冠が5裂し,外側の 裂片が大きく伸びる。 花の大きさは全体で3〜5cm。こぼれた種子で繁殖する越年草。
 名前の由来は マツムシ(昔はスズムシをマツムシと呼んだ) の鳴く頃に咲くからとも,花後の頭花を巡礼の松虫鉦にたとえたからともいう。
 マツムシソウの高山型が タカネマツムシソウ で,よく似ていて区別は難しい。強いて挙げれば,タカネマツムシソウの方が,花びらの幅が広く, 花びらの間の隙間が少ない。


 2006.10.08  浅間山


 蕾

 花

 花の後
 2007.09.09  浅間山