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ミヤマキスミレ 深山黄菫 スミレ科 スミレ属 |
中部以北の本州と北海道に分布する。
オオバキスミレ
の高山性変種で,高さ5〜20cm。 上部に3〜4枚の葉をつけ,下部に葉はない。根生葉は心形で先が尾状に尖る。茎葉は 長さ2〜8cm。先が急に尖り基部は心形。葉の縁に波状の鋸歯がある。3枚の茎葉がほとんど輪生状 になる。 花柄は長さ3〜7cmで先に長さ12〜15mmの黄色い花をつける。花弁は倒卵形で側弁 には毛がある。唇弁に比べて,上弁と側弁は大きい。唇弁の距は短く,がく片は5裂し,先が尖る。 花柱の上部と側弁の基部には毛が生えている。 托葉は三角形で全縁。 オオバキスミレに比べ葉に艶があり若々しく見える。 読者の方から,これは 「ナエバキスミレ」 ではないかとのご指摘を頂きました。苗場山で標本を得たので,「ナエバ」の名前が付い ています。撮影場所から,それが正しいのではないかと思います。ご指摘ありがとうございました。 2004.06.06 白毛門 |