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オオバキスミレ
大葉黄菫
スミレ科 スミレ属

 近畿地方以北の本州と北海道に分布し,山地の明るい林や草原に生育する多年草。
 茎の高さは15〜30cmで,葉の脇から出た1〜3本の花茎の先に,大きさ15mmほど の黄色の花をつける。唇弁には濃い紫色の筋があり, キスミレ よりもさらに小さい。
 葉は,長卵心形で大きく,茎の上部に3〜4枚集まってつき,上部ほど小さくなる。 スミレ の仲間では特に葉が大きい。
 根茎は地下深く横にはい,群生状に生える。
 主に日本海側の多雪地帯の少し湿ったところを好み,さまざまな変異種が知られている。 シラネアオイ と一緒に見かけることが多い。黄色の花をつけるスミレは他に何種類か有るが, 大きな葉が特徴 で見誤ることは殆ど無い


 2008.06.30  秋田駒ヶ岳


 2005.07.09  八幡平