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ミヤマシオガマ
深山塩竈
ゴマノハグサ科 シオガマギク属

 中部以北の本州と北海道に分布し,高山の風衝地に生育する多年草。丈は5〜20cmで, 茎の先に紫紅色の花をかたまってつける。花びらは唇形で,上唇は舟形で先端は丸まっており,先に は突起がある。下唇は3つに裂ける。
 葉は羽状に全裂し,さらに羽状に深く裂ける。
 シオガマギク の仲間のうち,比較的高い場所に生え,他の高山植物よりも開花時期が早いので,花を楽 しむためには,梅雨明けと同時に山に登らなければならない。
 ミヤマシオガマ は,群生せず点在するように生えている。
  タカネシオガマ に似ているが,葉が細かく切れ込み,根本から束になって生えていることで区別できる。  日本固有種


 2016.06.18 八ヶ岳


 2008.06.29 早池峰山


 2007.07.24 白馬岳