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ナナカマド
七竈
バラ科 ナナカマド属

 ほぼ全国の山地〜亜高山帯に分布する。高さ7〜10m程度になり,夏には白い花を咲 かせる。
 葉は枝先に集まって着き,奇数羽状複葉。秋にはあざやかに紅葉し,赤い実を成らせる。 実は鳥類の食用となり, 果実酒にも利用できる。近縁の
ウラジロナナカマド では,葉の裏が白いことや,葉の鋸歯が葉の先半分にしか付かない。
 また,実はウラジロナナカマドがだ円形であるのに対して,ナナカマドは球形である。
 ナナカマドの名は,この木が燃えにくく,7回かまどに入れても燃え切らないというと ころから名付けられたという。
 ナナカマドで作られた炭は,火力も強く火持ちも良いので,備長炭のなかでも極上品と されている。
 北欧などではヒイラギとともに,この赤い実を魔除けとして用いる。


 2005.07.09  八幡平


 2012.06.17 戦場ヶ原


 2011.08.10 日光湯元


 2011.08.10 日光湯元


 2014.07.23 尾瀬


 2001.09.08 那須清水平


 2018.09.19 戦場ヶ原


 2017.09.26 谷川岳