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オンタデ
御蓼
タデ科 オンタデ属

 中部以北の本州と北海道(大雪山系)に分布し,高山帯の砂礫地に生育する。
 丈は10〜30cmで,茎の先に,白〜淡紅紫色の花を,短い円錐状につける。花穂の長 さは1〜3cmで花びら(がく片)は5裂。
 葉は卵形〜狭だ円形で根生。 高山植物らしくないのであまり関心を持たれないが,噴 火後の礫地などに,他種に先駆けて進出する先駆植物として重要な役割を果たしている。浅間山には, 紅花のものも多い。
 オンタデ は,御嶽山の蓼という意味。 イワタデ とも言う。 近縁種  ウラジロタデ




 2007.09.09  浅間山