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タカネスミレ 高嶺菫 スミレ科 スミレ属 |
本州東北地方(岩手山,秋田駒ヶ岳,早池峰山,焼石岳など)に分布し,高山帯や亜高山
帯に多く見られる多年草で,
キバナノコマノツメ
によく似ている。 茎の高さは5〜10cmで,風に吹きさらされた厳しい環境では特に背が低い。 花期は6〜7月で,茎の先に黄色い花を1〜3個つける。花びらは5枚で,花の大きさ は2cm程度。キバナノコマノツメに比べると花の色は濃い。 葉の形は腎円形〜腎心形で根生する。茎葉は互生する。 キバナノコマノツメは,やや湿った草地などに生えるが,本種は乾いた砂礫地を好む。 キバナノコマノツメには葉の両面にまばらに毛があるが,本種では葉に毛が無く,厚み があり,緑が濃くつやがある。 秋田駒ヶ岳の砂礫地にある大群落が見事。 日本固有種で準絶滅危惧種 2008.06.30 秋田駒ヶ岳 2008.06.29 早池峰山 |