閉じる
ツクモグサ
九十九草
キンポウゲ科 オキナグサ属

 日本固有の植物で,本州では白馬岳の頂上付近に多いが,その他では八ヶ岳と南アルプ スにしかない。高山帯の砂礫地,草地,岸壁に生える多年草。
 花期は早く,雪解けとともに花を咲かせる。 八ヶ岳では6月, 白馬岳でも7月には咲 くが,雪解け具合によって花期は変動する。
 花は茎の先に1個,上向きにつける。色は淡黄色で花びらは無く6枚のがくが花びらの ように見える。花の大きさは25〜30mm。
 葉は,2回3出複葉で,小葉は小さく裂ける。根生で茎葉は3枚が輪生する。茎の高さ は12〜20cm。
 花の後, チングルマ に似た綿毛を付けるが,それを老人の髪の毛(九十九髪)に見立て,この名前がある。


 2018.06.13 八ヶ岳


 2019.06.18 八ヶ岳


 2007.07.25 白馬岳