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朝日岳・茶臼岳 2018年(平成30年) 3月18日(日) |
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コース・タイム 自宅(6:01) ⇒(東北道)⇒ 那須岳ロープウエイ駐車場(7:17) 駐車場(7:54) → 峠の茶屋(8:11-17) → 峰の茶屋(9:21-25) → 朝日の肩(10:20-23) → 朝日岳(10:34-38) → 峰の茶屋(11:35-43) → 茶臼岳(12:39) → 昼食(12:50-13:10) → 山頂駅(13:33-40) ⇒(ロープウェイ)⇒ 山麓駅(13:45) 駐車場(14:00) ⇒ 自宅(16:02) 同行者 単独 |
那須岳ロープウエイ
は,3月16日に営業を開始した。それに伴って,ロープウエイ駅までの道路が開通する。
その上の
峠の茶屋駐車場
までの道路が開通するのは更に後になる。今年は4月2日正午の予定だ。 大丸から上の道路は,概ね12月から 3月まで冬季閉鎖になる。そのため,その時期に茶 臼岳などに登るには,大丸の駐車場に車を置いてそこから歩かなければならない。 (例 2004−02−21 ⇒レポ) 昨年も,ロープウエイ駅までの開通に合わせて 茶臼岳 に登った。 (⇒レポ) 天気予報が好天を告げたので,今年も 茶臼岳 に登ることにした。ただし,今年は,雪の状態が良ければ 朝日岳 に登りたいと思っていた。 6時に自宅を出て, 東北道 を走って 那須 に向かった。少し走ると,前方左手に,朝日を受けた 釈迦ヶ岳 が見えた。北に進むに従って,上空の雲が消え,青空が広がった。 ![]() 湯本温泉 を過ぎ, 那須ホテル前の展望台 から 茶臼岳 と 朝日岳 を眺めた。天気は申し分なく最高だが,雪は少ない。 ![]() 1時間15分ほどで, ロープウエイの駐車場 に着いた。車の中で朝食を食べ,身支度をした。 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット 頭には ニット帽 を被った。今日の靴は,夏用の TECNICA 6本刃の軽アイゼン は,駐車場を出たところで履いた。 ストック は2本をザックに取り付け ピッケル を持って出発した。 UNCO&BORORジャケット はザックの中に持ったが,今日は出番は無かった。 ヘルメット もザックの中に持った。もし, 朝日岳 に行けるようならば, 峰の茶屋 で着けることにした。 ![]() 車道を渡って土手を上ったところが広場になっており,ベンチも設置されている。ここ からルートが始まる。ここでアイゼンを履いた。 ロープウエイの第一駐車場 はほぼ満車状態で,後から着いたマイクロバスは,通行止め表示の前の路上に停めた。 ![]() 青空をバックに ロープウエイ山頂駅 が見える。時間が早いので,まだ動いてはいない。 ![]() 雪が締まっている ので気持ちよくアイゼンが効き,気持ちよく歩ける。風は無く,暖かい。 ![]() 峠の茶屋駐車場 は雪解けが進んでいる。昨年来たときにはまだ全体が真っ白だった。 ![]() 暑い ので,ロッシュジャケットを脱いで 薄いシャツ を着た。これでも寒くは無い。頭のニット帽も脱いで, バンダナ を巻いた。この状態で峰の茶屋まで行った。 ![]() 鳥居 が半分雪に埋まっている。昨年の写真と比べてみても 40cmほど雪が少ない。 鳥居の正面の急斜面を登って尾根の上に出た。 ![]() 中の茶屋跡 まで来ると茶臼岳の 双耳峰 が見える。山肌の雪は少ない。ここまで来ても 風はほとんど無い ![]() 雪渓 を横切って 峰の茶屋 に向かう。今日は 好天の日曜日 とあって,登山者は少なくない。 ![]() 峰の茶屋 は,入り口に板が打ち付けられおり,まだ冬ごもり中だ。 ![]() 峰の茶屋から見上げる 茶臼岳 ![]() 天気も良く,雪も安定しているので, 朝日岳に行くことにした。 一般的に,積雪期には,夏道を通らずに 剣が峰 を越えて行くのだが,今年はもう石が浮いていて,剣が峰を越えることはできない。剣が 峰を巻いて, 雪渓をトラバース することになる。 ヘルメット を被り,ロッシュジャケットを着て 朝日岳 に向かった。私がヘルメットを被る理由は二つ。一つは,上部からの落石から頭部を守る ため。もう一つは,転倒滑落にときに頭部を守るためだ。この歳になっても命は惜しいし,何よりも 大けがをすれば,家族や周囲にかける迷惑は計り知れない。もともとそのような危険な場所に行かな ければ良いのだが,山が好きなのだからしょうが無い。 ![]() かなりの 急傾斜 だ。トレースがあったのでそれを辿ったが,ベストなルートとは言いがたいトレースだ。 足跡があれば,それを辿るのが普通だから,最初に足跡を付ける人は責任が重大だ。急傾斜なので転 倒すると転落の危険があり最大限の注意が必要だ。 ピッケルによる滑落停止 の手順を思い出して確認した。 ![]() 雪渓を終えて少し進むと, エビスダイコク の奇岩が見える。 岩に開いた穴 から青空が見える。 ![]() 振り返ると 茶臼岳 の縞模様がきれいだ。 ![]() 日陰には雪が残り 凍結 している。アイゼンは着けているが,慎重に通過した。 ![]() 朝日の肩 で小休止し, 山頂 に向かった。山頂には先行者がいる。 ![]() 茶臼岳 とほぼ同じ高さになった。 山頂の凹み が見える。 ![]() 山頂 に着いた。 山頂にいた人に写真を撮ってもらった。 ここでゆっくりする予定だったのだが,こんな良い天気は滅多に無いから勿体ない。 茶臼岳にも登りたくなった。 ![]() 山頂からのパノラマ写真 (写真をクリックすると山名入りの大きな写真が」みられます。) ![]() 流石山 から 大倉山, 三倉山 へと続く稜線。こちらにはたっぷりと雪がある。 ![]() 峰の茶屋 まで戻り, 茶臼岳 に向かった。雪は少ないが凍結しているところもあり,アイゼンを着けようか外そうか迷 うところだ。 遅くまで雪の残る, 山頂直下の大きな斜面 ここだけはアイゼンがあると安心だ。 ![]() 山頂神社の鳥居 鳥居の中に 奥社 が見える。お決まりのアングルだ。ロープウエイの利用者だろうか,軽装のハイカーが増 えた。 ![]() 山頂標識に取り付けてある温度計は 2.5℃ を示している。暖かい。 ![]() 三角点脇の岩に腰を下ろし, 昼食 にした。今日はたっぷりと歩いたから, ロープウエイで降る ことにした。昼食に20分ほどかけてから,下山を開始した。眼下に ロープウエイの山頂駅 が見える。 ![]() ロープウエイ山頂駅 の手前には 大きな雪面 が残っている。気温が上がってきたので,雪面はグシャグシャだ。 ![]() 13時40分発の便に乗った, この時期だけの景色 が見える。 ![]() 駐車場 に戻ってきた。マイクロバスはまだ停まっていた。この団体らしい集団には会わなかった が,どんなコースを歩いたのだろうか。 ![]() これほど風の吹かない那須は初めてだった 気温も高く,汗もかいた。 積雪期に朝日岳に登る のは長年の夢だったが,かなえることができて満足だった。それにしても, 剣が峰東面の雪渓 は,傾斜もあり緊張させられた。今日は 雪崩の危険 は感じなかったが,もう少し気温が上がると危なくなる。ただ,雪の上に,上部から転が り落ちてきた頭ほどの大きさの石が乗っており, 落石の危険 にも注意しなければならない。 今日は,楽しく山登りができて大満足だった。 帰路は,急ぐことも無いので,高速道は使わず,一般道を通って帰った。 ページトップへ |