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九 州 旅 行  その5 (第9,10日)
 阿蘇 〜 門司 → 神戸 → 自宅
2011年(平成23年)10月15日(土)-16日(日)

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コース・タイム

10月15日(土)
 ホテル(5:50) ⇒ 大観峰(6:23-56) ⇒ ホテル(7:21)
 ホテル(9:13) ⇒ (やまなみハイウエイ) ⇒ 城山展望所(9:46) ⇒ 由布院金鱗湖(11:05-11:20) ⇒ 狭霧台(11:31-36) ⇒ やまなみハイウエイ ⇒ 別府(海地獄11:58-12:25) ⇒ 別府IC(12:35) ⇒ 日出JCT(12:40) ⇒ 宇佐IC(13:00) ⇒ R10 ⇒ 道の駅「豊前おこしかけ」(13:40-昼食-14:42) ⇒ 苅田北九州空港IC(15:24) ⇒ 吉志PA(15:38-44) ⇒ 新門司IC(15:47) ⇒ 阪九フェリーターミナル(15:54)   新門司港FT(出港20:00) 〜〜〜

10月16日(日)
 〜〜〜 六甲アイランドFT(8:30) ⇒ 魚崎IC(8:46) ⇒ 西の宮JCT(8:54) ⇒ 豊中JCT(9:03) ⇒ 吹田JCT(9:10) ⇒ 大山崎JCT(9:23) ⇒ 大津SA(9:41-49) ⇒ 草津JCT(9:57) ⇒ 米原JCT(10:30) ⇒ 一宮JCT(10:59) ⇒ 小牧JCT(11:07) ⇒ 駒ヶ岳SA(12:17-昼食-13:10) ⇒ 岡谷JCT(13:34) ⇒ 更埴JCT(14:15) ⇒ 千曲川坂城PA(14:23-27) ⇒ 横川SA(15:04-15) ⇒ 藤岡JCT(15:40) ⇒ 高崎JCT(15:44) ⇒ 岩舟JCT(16:15) ⇒ 鹿沼IC(16:34) ⇒ 自宅(17:01)

 10月15日(土)  阿蘇山麓から湯布院,別府経由で新門司港からフェリー

 阿蘇外輪山の一角に「 大観峰(だいかんぼう) 」という展望台がある。ここからは,運が良ければ,火口原を埋め尽くす 雲海 や,その向こうに阿蘇五岳 の姿を見ることが出来る。ホテルからは30分ほどで行けるので,朝食前に往復することが出来る。 朝,起きて見ると雨は上がっていたので行ってみることにした。雨は上がっていたが,厚い雲が上空を覆っており, 山の中腹より上は雲の中だ。外輪山を登って行くに従い,霧が辺りを覆い始めた。 大観峰に着いたが,依然霧の中で展望はない。車を駐車場に置いて,先の 展望台まで行ってみた。

 ウメバチソウが咲いていた。

 路面は濡れ,水たまりがある。 直前まで雨が降っていたらしい。それでも,私たちの他にも何人かが訪れていた。


 ホテルに戻って朝食を食べ,出発の準備をした。 ホテルのロビーには,おそろいのしゃれたジャージを着た年寄りの団体が集合していた。ホテルのスタッフに聞いたら「 ねんりんピック」の参加者だと教えてくれた。
 60歳以上を参加者とする「ねんりんピック2001熊本 」が10月15日から18日にかけて熊本県内各地で開催されるのだ。
 参加者も,大会参加だけでなく,観光旅行をセットした形で参加する人も多く, 阿蘇を宿舎にしたのもそんな理由なのかも知れない。

 ホテルを後にして,宮地駅前から「やまなみハイウエイ」 に入った。途中,城山展望所 に寄ったが,ガスで何も見えなかった。
 九重山瀬の本高原から 牧ノ戸峠 に向かってつづら折りの道を上っていく途中で,数台の車が路肩の空き地に停まっている。見てみると,ここから 阿蘇五岳 の姿が見えたのだ,急いで車を停め,写真を撮った。この姿は, 「釈迦涅槃像」 ともいい,お釈迦さまが仰向けに寝た姿に見える。浅間山の鬼押し出しから見る浅間山も同じ用に見え,同じく 「釈迦涅槃像」と呼ばれている。

 車が由布院に近づくと由布岳 の特徴ある姿が見えてくる。由布院 なのか湯布院 なのかいつも混乱するのだが,その発端は 由布院町と湯平村が合併して湯布院町になった ところからスタートする。現在は, 由布市湯布院町となったが,地域を表す 由布院と言う言葉も健在で,さらに 「ゆふいん」 というひらがな表記も現れて一層混乱させている。

 由布院の観光スポットの一つ「金鱗湖」  人ばかり多くて,早々に後にした。

 由布院から別府 に向かって登った峠が 狭霧台 で,由布院の全体が見渡せる。眼を転じると,由布岳の頂を近くに見ることが出来る。

 やまなみハイウエイを進んで別府市内に入ると,国道500号線に合流する。間もなく, 「海地獄」 の看板を右に入って駐車場に車を止めた。別府温泉には 「地獄」と言われるところが8つあり,その8個所を巡る 共通の入場券が1人2,000円。 私の価値観では2,000円も出して見るほどのものではないと考え, 海地獄だけの入場券400円を買った。 海地獄のメインはここ。 池の周囲から蒸気が立ち上っている。

 この池 は水が褐色だ。血の池地獄と言うのかなと思ったが, 「血の池地獄」と言われる場所は別のところにある。

 由布院も,別府の地獄巡りも簡単に済ませてしまったので,時間が余っている。
 道の駅のレストランにでも入ってゆっくりしようと,道の駅 「しんよしとみ」 に入った。でも,ここには落ち着けるようなレストランはなく,その先の道の駅 「豊前おこしかけ」に向かった


 道の駅「豊前おこしかけ」 にもレストランはなかった。大屋根の下がフードコートになっており,窓口で注文した軽食を, 店の前のベンチで食べるような店が何軒か並んでいた。 とても落ち着けるような場所ではなかったが, 仕方がないので,ここで昼食にした。私は野菜天丼を,妻はめずらしいと言ってそばめしを食べた。

 苅田北九州空港IC から東九州自動車道に乗り,北九州JCTで九州自動車道へ, 吉志(きし)PA で休憩,新門司ICで高速を降り,新門司FTへ。駐車場には係員が居て,第1レーンの先頭に止めるように指示された。 まだ16時になっていない。こんなに早く到着する車はさすがに他には無かった。 フェリーターミナル は大きな寺院を模した建物だ。

 乗船するフェリー「すおう」 は既に待機していた。
 乗船手続きをしてもまだ時間が余っていたので,付近を散策した。船着き場として造成したところなので, 付近には何もない。
 疲れたので車に戻り,TVを見たりして時間を潰した。
 それにしても,今日は時間が余ってしまった。由布院でも別府でももう少し時間をかけて観光する予定だったのだが, 早めに切り上げてしまった。
 プランが魅力的でなかったためだろうが,疲れが溜まっていたのも原因の一つだった。
 一般乗客の乗船開始は19時。自動車の乗船開始は19時20分と言うことだったが, トラックの積み込みに時間がかかり,乗船が開始されたのは19時45分だった。出港は定刻の20時だった。

 船室はこの船に4室しかない「特等洋室」  私たちは,フェリーに乗るとき,少しだけ贅沢して「特等」 に乗ることにしている。さすがに良い部屋だが,北海道航路と比較しても,料金はそれほど高くなかった。
 TVが有り地デジとBSが受信できた  この船の航路は,比較的陸地に近いところを通るので,地デジもかなりよく見えた。

 夕食は,レストランで「海鮮丼」 を食べた。御飯の量が多く,満腹だった。



10月16日(日)
フェリーで瀬戸内海を縦断し,神戸港から陸路宇都宮へ

 阪九フェリー は瀬戸内海を通るから,夜の間も近くに陸を見ることができた。
 明るくなったので甲板に出てみた。 朝日が昇ってきた

 朝日の下に大きな橋 が見えてきた。明石海峡大橋 だ。まだまだ遠いが,その大きな姿がゆっくりと近づいてくる。

 明石海峡大橋の下をフェリーが通過した。  私にしては経験したことのないドラマチックな瞬間で,どきどきしながら夢中でカメラのシャターを押し続けた。

 フェリーターミナルのある神戸六甲アイランド に近づいてきた。六甲アイランドは,六甲山を切り崩してその土砂を運んで埋め立てて作った人工島だ。

 車に乗り込んで下船を待つ。当然ながら先頭で下船。  いつもは車の方が遅く,先に降りた妻を待たせていたが,今回は,私の方が早く,歩いて下船する妻を待った。

 待合用の駐車場で妻を乗せ,自宅に向けての長いドライブが始まった。 大津SA で休憩。琵琶湖が望めた。

 中央道に入って,駒ヶ岳SA で昼食休憩。宝剣岳の頂は雲の中だった。

 長野道から上信越道に入り,千曲川坂城PA 横川SA で休憩し,後は自宅まで走った。自宅近くのスーパーで買い物をして,自宅には17時に到着した。 無事に帰宅できてホッとした。



九州旅行を終えて

 この11日間の感想を思いつくままに書いてみた。
◎ ドライブ
 かなりの長距離ドライブだったが,総括すると, ”楽しかった” のひと言だ。一日に660kmも走った日もあったが,すべて良い気分で楽しく走れ, 嫌になったことはなかった。午後のある瞬間,睡魔に襲われることがあるのだが, 今回はひどい睡魔に襲われたことはなく,これも自分自身意外だった。運転した車 「スバル アウトバック」 は良い車で,運転者の意志通りに走ってくれ,運転することを楽しませてくれる車だ。 今回,楽しく運転できた理由の一つがこの車だったような気がする。
◎ ホテル,宿,車中泊
 今回の宿は全てインターネット で選んだ。値段の手頃なところを選んだので,別各のあのホテル を除いては,値段相応の内容だった。 大震災の影響なのか,不景気のためなのかは分からないが,全体的に客は少なかった。
 シーガイアのホテル「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」  は別格だった。二度とこのような豪華なホテルに泊まることはないだろうが, セレブになったような気分で幸せだった。このホテルの次ぎに良かったのは,指宿の 指宿ロイヤルホテル だった。 部屋も綺麗だったし,料理も美味しかったが,何より快適だったのは,スタッフの気配りのある対応だった。
 今回,車中泊 を3回行ったが,快適に車中泊をするのにはやはり工夫が要る。重要なのは 暑さ寒さに対する対策だ。 寒さ については,衣服を着込んだり,寝袋に入ることで対応できるが, 暑さ については難しい。大型トラックでは,エアコンをつけたままで寝ているものもあるが, 他への迷惑や,排ガスを吸い込む危険があるので,できればそれは避けたい。やはり, 暑い時期の車中泊は,標高の高いところを除いては控えた方が良い ようだ。
◎ プランニング
 今回の旅行は,結果的に,山や海などの 自然を訪ねる旅 となった。九州の主な火山, 雲仙,桜島,霧島,阿蘇,久住 を全て廻ったし,島原湾と錦江湾 を船で横断した。以前から興味があった 椎葉村 にも行くことができたし, 日向灘と,どこまでも続く海岸線 を高層ホテルから眺めた。
 今回の旅行で,大きな橋 をいくつか渡ったり見物したりすることが出来た。 新尾道大橋,因島大橋,平戸大橋,海門橋,長崎女神橋,伊王島大橋,明石海峡大橋 。(瀬戸大橋 もその下を通過したのだが,就寝中で気付かなかった。) それぞれの橋は, 構造が違っており,とても興味深く感じた。
 印象に残ったところは,知覧の特攻平和会館 。島原の道の駅に保存されている 土石流に埋まったまま保存されている家屋 。桜島の火山灰。阿蘇山の 雄大な噴火口,そして シーガイアのホテル
◎ 最後に
 私の我が儘な旅行のために,長期間の休暇を認めてくれた職場の上司と, 同僚に改めてお礼を申します。ありがとうございました。


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走行データ

  期 日  走 行 区 間   出発−到着 走行距離(累積)
 10月 6日 宇都宮-養老SA 4:45-23:00 495.1km( 495.1)
 10月 7日 養老SA-下松SA 6:00-19:35 584.2km(1,079.3)
 10月 8日 下松SA-平戸  6:35-15:55 391.2km(1,470.6)
 10月 9日 平戸-長崎   8:00-14:34 125.0km(1,595.5)
 10月10日 長崎-島原   14:25-17:52  96.2km(1,691.8)
 10月11日 島原-指宿   5:32-16:29 282.5km(1,974.4)
 10月12日 指宿-宮崎   7:15-17:32 288.6km(2,263.0)
 10月13日 宮崎-高千穂  8:30-15:53 309.0km(2,572.0)
 10月14日 高千穂-阿蘇  8:05-12:29  75.1km(2,647.2)
 10月15日 阿蘇-新門司港 9:17-15:54 260.4km(2,907.6)
 10月16日 神戸港-宇都宮 8:30-17:01 669.5km(3,577.1)