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スイスの旅 第2日
 2013年8月1日(木)

チューリッヒ ⇒ ザンクトガレン ⇒ マイエンフェルド ⇒ サンモリッツ

  第1日 7月31日(水) へ
  第3日 8月2日(金) へ




コース及び時間  今日は終日バス移動
 チューリッヒ(8:40) ⇒ ザンクトガレン(9:50-11:15) ⇒ バートラガッツ(12:15-13:40) ⇒ マイエンフェルド(14:10-15:20) ⇒ ユリア峠(17:05-25) ⇒ サンモリッツ(ホテル)着(17:45)

 日の出は 6時10分  ホテルの窓からよく見えた。風もなく,ゴミの焼却場と思われる煙突からは,白煙が真っ 直ぐに登っていた。


 ベッドは清潔で, 滑らかなシーツ はとても寝心地が良かった。

 さすがにスイス。ホテルのロビーには 大きな時計 が置いてある。

 今日 8月1日 はスイスの 独立記念日  ホテルにも国旗が飾られていた。

 8時40分にホテルを出発して, ザンクト・ガレン に向かった。

 ザンクトガレン では,観光バスの駐車場は無く,指定された路上に停める。指定場所の 博物館通り にバスを停めて,歩いて旧市街に入った。


 特徴的な ガルズ通り 木組みの家  隣の建物と完全に密着しているので,建てるときにはどんな風に工事するのかと,ちょ っと不思議。

 修道院の 大聖堂

 大聖堂は修理中で,一部が立ち入り禁止になっていた。その代わり,普段は立ち入るこ とのできない, 祭壇 のすぐ前まで入ることができた。間近に見る祭壇は荘厳で美しい。


 大聖堂 を正面から見る。

 装飾を凝らした装飾出窓  出窓は,もともと明かり取りのために作られた物だったが,後に,富の象徴として,競 って装飾を凝らし, ザンクトガレン の特徴となった。

 マルクトガッセ通りを  St.Laurenzen教会 の前まで戻ってくると, 民族衣装を着たたくさんの人が集まっていた。教会で特別なミサがあったらしい。それぞ れに華やかで美しい。この地域の文化の水準と豊かさを推測することができる。

 博物館通りまで戻ってバスに乗り,昼食場所の バート・ラガッツ に向かった。 高速道路の前方に, ボーデン湖 が見えた。


 高速道を降りて少し行くとバートラガッツの街だ。

 石造りの家が建ち並ぶ市の中心部。その一角の Hotel tamina で昼食


 メニューは, バターロシュティ ソーセージ  ロシュティはスイス人のソウルフードとも言えるもので,ジャガイモをすり下ろして円 盤状にし,フライパンで焼いたもの。ソーセージもスイス料理の一つ。
 昼食の時間を利用して, メンバーの自己紹介 が行われた。今回のメンバーは,5組の夫婦に,2人の孫娘を連れた若いおばあちゃんの 3人組を加え, 総勢13人 だ。おかげさまで,良いメンバーに恵まれ,楽しい旅行になった。

 バートラガッツは 温泉地  ここは飲む温泉が出ている水飲み場

 近くの家に 壁絵 が描かれてあった。 白い漆喰を削り取って描いたもの で,なかなか趣がある。

 この黄色い標識は ハイカー のためのもので,書かれている時間は,歩いたときの時間だ。 Maienfeld に 55min  と書かれてある。

 市庁舎の前にはきれいな 花時計 がある。

 再びバスに乗り, アルプスの少女ハイジ の仮想舞台となった マイエンフェルド に向かった。
 マイエンフェルドは,もちろん,スイス人や他の外国人も訪れるが,断然多いのが 日本人 だ。ここの看板は,スイス公用語を無視して,ドイツ語,英語,日本語の3カ国語で書か れている。
 まず ハイジの泉 でバスを停めた。ここにあるハイジ像は,地元の子どもたちの募金により1953年に建てら れた。

 この絵に描かれているものが,地元で 公認された heidi のキャラクター だ。日本のアニメのキャラクターと違うのは当然だが,年齢設定も日本のハイジより年上 のようだ。

 ハイジの冬の家 を模した ハイジ博物館 の前には,大きな 菩提樹 があって実を付けていた。

 ハイジの冬の家 は,質素な作りで小さく,なぜか,昭和初期の日本の農家を連想させた。その中に世界各 国の言葉で出版された ハイジの本 が並んでいた。


 ハイキングコース には,たくさんの花が咲いていた。これは  スカピオサ・ルキダ  日本の マツムシソウ の仲間だ

 レースフラワー と呼んでいるが, セリ科ハナウド属 の仲間だ。

 ハイキングコース から,緩やかに起伏する谷間に家が散在する姿が見える。 牧歌的 とはこんなところなのだろう。

 駐車場に戻り,バスに乗って サンモリッツ を目指した。 マイエンフェルド は古い街なので 道路は狭い, 大型バスが通れるかどうか心配になる狭さで,対向車が来たらどうするんだろう,と思っ ていたら,対向車が来た。日本ならば直ぐにでも道路拡張を考えるのだろうが,ここではそんなこと は全く考えていないようだ。

 バスは, トゥーシス から山道に入り, ユリア通り を通って ユリア峠 を目指した。

 ユリア峠 を越えると サンモリッツの谷 に入る。峠でトイレ休憩。写真の女性は,添乗員の林さん


 峠で花の写真を撮った。 この綿毛は オキナグサの仲間 だ。


 シレネ・ブルガリス  シラタマソウ という日本名が付いているが, マンテマ の仲間だ。

 イワギキョウやイワシャジンに近い種類で カンパヌラ・エクシサ という。 カンパヌラ は鐘,花の形から付いた名で,日本語で言えば「釣鐘草」だ。

 峠道を下っていくと Silvaplana湖 が見えてくる。湖面にはたくさんのヨットが浮かんでいた。 スイスでは 自転車 によるツーリングも盛んで,多くのツーリストが走っていた。

 ホテル到着は17時45分。ホテルは高台のドルフ地区にある ホテルクリスタル  18時前なので,まだ日は高い。

 夕食は19時から ホテルのレストラン で。  今日の建国記念日のために, ナプキンが国旗 になっていた。

 珍しい スティック状のパン   パンと言うより,ビスケット もちろん普通のパンもあった。

 前菜は パスタ  幅広のスパゲッティを短く切ったような形で,ほうれん草入り。粉チーズがたっぷりと掛 かっている。これだけで満腹になる。

 メインは,肉と魚が選べる。私たちは魚を選んだ。 魚はスズキのような淡泊な味だった。

 デザートは,写真を取り忘れ, 一口食べてから撮影。

 夕食後, ホテルの屋上 に上って,夕日を眺めた。山の頂だけに陽が当たって輝いていた。この時間は20時45 分。日没は21時だった。
 この夜は花火も打ち上げられたのだが,疲れたので部屋で休んでいた。

 今日は良い天気に恵まれ,楽しい一日だった。世界文化遺産の ザンクトガレン も素晴らしかったが,車窓から眺めた スイスの風景 に心を奪われた。

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