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アヤメ平・尾瀬ヶ原

2017年(平成29年) 5月2日(火)-3日(水)


コース・タイム

5月2日(火)
 自宅(5:00) ⇒ 金精峠(6:15) ⇒ 戸倉第一駐車場(6:50)
   駐車場(7:45) ⇒(シャトルバス)⇒ 鳩待峠(8:20)
     鳩待峠(8:30) → 横田代(10:35) → アヤメ平(11:30) →  富士見田代(11:50-昼食-12:15) → 竜宮小屋(14:55)

5月3日(水・憲法記念日)
    竜宮小屋(6:55) → 山ノ鼻(9:05-25) → 鳩待峠(11:15)
  鳩待峠(11:37) ⇒(乗り合いタクシー)⇒ 戸倉駐車場(12:00)
 駐車場(12:17) ⇒ 金精峠(12:53) ⇒ 自宅(14:08) 

同行者
 BAKUさん,HIBARIさん,ドラ吉さん,ランさん

 残雪期の尾瀬を最初に訪れたのは, 2004年5月1日 だった。このときは,チコと二人で大清水から往復した。 (⇒レポ) 
 翌2005年には, 5月3日にキクさんたちと, 鳩待峠から至仏山に登った 。(⇒レポ) 
 その翌年の2006年 には,金精峠が開通した翌日の4月26日 に尾瀬沼まで往復した。(⇒レポ
 2010年4月25日 には,BAKUさんたちのグループと初めて残雪期の尾瀬に入った。 (⇒レポ) その後は,BAKUさんたちのグループと同行することが多くなった。
 2012年4月21日 には,2010年と同じコースを廻ったのだが,この時には金精峠が冬期閉鎖が解除されておらず, 私は関越道経由で大清水に向かった。 (⇒レポ
 2015年には,「尾瀬で一泊したいね」という願いから, 4月25日 に鳩待峠から入って,アヤメ平を通り,長沢新道を降って見晴らしに一泊,翌日尾瀬ヶ原を縦断して鳩待峠に戻る。 というコースをとった。(⇒レポ) 
昨年は,尾瀬ヶ原の雪が異常に少なくGW前には雪が無くなってしまった。そんなこともあって, 2016年 4月30日 鳩待峠から 至仏山 に登った。(⇒レポ

 今年は,雪が編年並みかそれ以上に有ると言うことだったので, 一昨年と同じコースを歩くことにした。 同行者は,一昨年と同じ,BAKUさんとそのお仲間たち。

 戸倉第1駐車場 に午前8時に集合と言うことで,余裕を見て5時に宇都宮の自宅を出た。日光道路からは,雪解けの進んだ 日光連山が見えた。


 細尾の交差点では,男体山が正面に見える。 男体山も,雪はナギに残っているだけのようだ。
 いろは坂の明智トンネルを出たところから見える奥白根山 にはまだ雪がたっぷりと残っている。


 金精道路を登っていくと, 金精山の岩壁が見えてくる。


 金精トンネルを抜けて群馬県に入ると雪の量がやや増える。 菅沼はまだ凍結している。


 鎌田で右に折れ,尾瀬街道に入ると,美しい 斜張橋が出迎えてくれる。


 2時間もかからずに戸倉第1駐車場 に着いた。駐車場は6割程度埋まっていた。

 間もなく,BAKUさんたちのグループも到着したので,シャトルバスで 鳩待峠に向かった。
 鳩待峠への道路はまだ交通規制が懸かっていないので,マイカーでも登れるのだが,あまり広くない駐車場は, 直ぐに満杯になってしまう。そこで,マイカーで登るのは最初から諦め,シャトルバスに乗った。


 鳩待峠の駐車場 は,3段になっている最上段がシャトルバスの発着場になっていた。 ちなみに昨年は最下段がバスの発着場だった。



 駐車場からは,真っ白な至仏山 がよく見える。スキーヤーがあの斜面を滑りたくなる心理は私にも理解できる。


 駐車場のすぐ近くに,トレースがあったので,それに従って山道に入った。 雪の表面がクレストしていた 。危険ではないが,個人の判断でアイゼン を着けることにした。私は,チェーンアイゼン を着けた。


 やはり少し早まったようで,規ルート に入るためには,小さな谷を一つ越えなければならなかった。


 夏道に沿って雪の上を歩いた。トレースは古いものがあるのだが,あまり当てにはならない。 もともと広い尾根なので,高いところを目指して自由に歩いた。
 ダケカンバの白い樹皮が青空に映えて美しい。


 背後の至仏山 が徐々に良く見えるようになった。
 今日の服装はボトムはCWX にモンベルのインスレイションパンツ ,トップは,ファイントラックのフラッドスキンメッシュシャツ ダクロン の長袖シャツ。靴は,夏用のTECNICAACONCAGUA を履き,チェーンアイゼン を着けた。ストック は1本をザックに付け,1本を手に持ってスタートした。サックの中には 軽合金製の14本爪アイゼンが入れてある。 


 約2時間の雪歩きで横田代 に着いた。横田代は傾斜のある細長い湿原 で,緩斜面を上へと登っていく。今回も,GPS によって現在位置を確認しながら歩いた。BAKUさん ドラ吉さん スマホのGPS,私はGARMINの OREGON450TCを持って行った。


 奥白根山が特徴ある姿を見せている。


 燧ヶ岳が見えてきた。  アヤメ平は,この先のピークを越えた先だ。


 男体山から 女峰山 懐かしい山だが,いつもとは違う裏側からの眺めだ。


 アヤメ平に着いた


 燧ヶ岳 が,絶海の孤島のように,真っ白な平面の上に浮かんでいる。


 平ガ岳


 アヤメ平標識 横に取り付ける板が外され,柱の根元にくくりつけられている。


 アヤメ平の南面は,大きな雪庇も崩れ,雪解け が進んでいる。


 尾瀬ヶ原が見えてきた。


 一昨年と同じに,富士見田代 で昼食休憩とした。
 食後,尾瀬ヶ原を目指して長沢新道 を降り始めた。最初のうちは,傾斜も緩く,広い尾根で方向を見失いがちだが, ピンクリボン が道案内をしてくれた。GPSで現在位置を確認しながら進んだ。


 ダケカンバの幼樹林がきれいだ。


 徐々に傾斜が増してきた。ピンクリボンに導かれて 斜面をトラバースする。


 木々の間から尾瀬ヶ原を蛇行する下ノ大堀川 が見えた。


 途中でピンクリボンを見失ってしまった。 そこで,GPSで現在位置を確認しながら,比較的緩やかな斜面を見つけて降っていった。結果的に セン沢 寄りの斜面を降ったことになったが,傾斜がきついところもあり,かなり緊張させられた。


 尾瀬ヶ原に降りてきた。雪が融けて地面が顔を出したところには ミズバショウが咲き始めていた。
 今日の宿は竜宮小屋 小屋の前を通過したことはたくさんあったが,泊まるのは初めてだ。  大きな山小屋ではないが,心からもてなしてくれた。オーナーの 萩原さんといろいろな話をすることができた。


 廊下を挟んで両側に部屋がある。

 8畳間は定員8人で,そこに今日は5人で泊まった。


 窓の外に,ノビタキ が遊びに来てくれた。

 食後のひととき,いろいろな話しに花が咲いた


 翌朝は,写真を撮るために5時前には起きだして外に出た。 至仏山の雪面が,僅かにピンクに染まった。


 原に出て少し歩き,燧ヶ岳 を振り返った。


 僅かに が出てきた。でも,この程度では白い虹 は見られない。


 食事を済ませ,山ノ鼻 に向けて出発した。
 時々失敗してしまうのだが,今回もまた同じ失敗 をしてしまった。カメラをケースに出し入れするとき, モードを切り替えるダイヤル が回ってしまい設定が変わってしまうことがあるのだが,今回もこれに気づかずに撮影を続けてしまった。 そのために,これから後の写真は 極端な露出オーバー で見苦しいものばかりになってしまった。


 ミズバショウの花の先端に霜が付いている。


 下ノ大堀川 の撮影ポイントで記念写真。ドラ吉さんが撮影してくれたので,ドラ吉さんは写っていない。


 今年のミズバショウ はどうなのだろうか。


 山ノ鼻に到着した。少し休憩して, 鳩待峠に向かった。


 川上川橋の上に勢揃い。


 鳩待峠を目指して登る。


 急傾斜の斜面は,高巻くように進む。


 鳩待峠に着いた。
 広場の周囲の雪の壁 。一昨年よりはずいぶん高い。


 一週間前の天気予報では,2日の天気が良くなかったのだが,結果的に 2日間とも最高の天気になった。 アヤメ平を経由して 竜宮に下るコースは,変化があって楽しいコースだ。前半の 富士見田代 までは緩やかな登りで,先を急がなければ楽しい雪歩きができる。 竜宮までの下りも,前半は,なだらかな尾根歩きで,ピンクリボンのマーカーも付いていて楽しく歩くことができた。 尾根の先端から尾瀬ヶ原への下り が,傾斜も急で緊張させられた。雪も弛んできたので,爪の長い 6本爪以上のアイゼンがあると安心できる。
 竜宮小屋では約半数が 景鶴山に登る登山者だった。 景鶴山は植生保護のために登山禁止(立ち入り禁止)の山 で,普段は登ることができない。積雪期ならば植生への影響が少ないと言うことで 黙認されている らしいが,登山者が増えているようなので,やはり,至仏山のような 規制(制限)が必要なのではないかと思う。
 尾瀬ヶ原は,平均してまだ2m以上の積雪があるので,いまのところは どこを歩いても植生への影響はないようだ。 山ノ鼻から鳩待峠 への道は,まだ雪が多く,夏道を高巻くようにルートが造られている。 傾斜のある片斜面のトラバースなので,ここも 6本爪以上のアイゼン があると安心だ。この時も,アイゼンを着けずに,足を滑らせながら歩いている登山者を多く見かけたが, アイゼンを着けずに歩くことが, 自分の技術の証明のように錯覚しているのだとしたら危険なことだ 。アイゼンを着けるかどうかは好みの問題もあるのだが,安全は何よりも重要なことでり, 安全のために,アイゼンを着けることを躊躇すべきではない。
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